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北進重機株式会社(群馬県渋川市、代表取締役:杉村輝夫)はこのたび、韓国パワーテック社のディーゼル発電機の販売に乗り出した。

同社はこれまでに、リサイクル推進機械インポート事業として、デュラテック社(アメリカ)の木材粉砕機、キースMfg社(アメリカ)のウォーキングフロア、 エキスプレスブロアー社のチップ圧送車、コプマ社(イタリア)のクレーンなど、多くの海外メーカーの特約販売を手がけている。

これらの販売に至る経緯も、韓国パワーテック社のディーゼル発電機の販売も同じだと言うが、基本的には顧客から「こんな製品が欲しい」というニーズを探り出し、国内外からそのニーズに最適な製品を見つけ出してくるのだという。

同社の基幹事業は関東全域の工事現場等から搬出される不要な枝葉、丸太、根などの木くずをウッドチップにしてコンポスト肥料や木質系バイオマス燃料に再利用するという木くずリサイクリングであるだけに、かゆいところに手が届くサービスも同社の魅力のひとつだ。

 ll 韓国パワーテック社のディーゼル発電機

パワーテック社の発電機を日本国内向けに

キッカケは東日本大震災で、計画停電などで電力の供給がストップしてしまったら、業務が滞り大損害がでてしまう。ところが国内の発電機メーカーには問い合わせても在庫が無い。注文を受けても納品がいつになるか分からないという返答ばかりで困っていると、顧客から相談を受けたことだという。

それならば、海外から良質な発電機を探してこよう。

同社はすぐに動き出した。

見つけ出したのは韓国のメーカーでパワーテック社であった。実はパワーテック社は、大手とは言い難い中小企業で、日本から買い付けに来たのは北進重機だけであったという。

製品を細かにチェックしたが心臓部であるエンジンをはじめ、非常に良くできていてまったく問題ない。ただ1点、カバーがなくエンジンがむき出しになっており、これでは日本国内では売れない。それではと、交渉の末カバーが付けられ、細部にわたり日本向けに手直しが行われただという。

取材で訪れた日は、右写真のPAD−200が納品待ちとなっていたが、下は20kwから上は750kwまでラインナップされている。


一例としてPAD−200をご紹介しよう。

■型式:PAD-200
■エンジン形式:DOOSAN P086T1 270PS/199Kw
■ジェネレーター:50Hz 213KVA/170Kw
■ボンネット防音仕様 寸法 L3550×W1170×H2000



 ll リサイクル推進機械インポート製品

 

コプマクレーン

木くずリサイクリングの事業を展開する北進重機の現場でも使用されているのがイタリア製のコプマクレーンだ。

コプマクレーンの歴史は古く、現在では、その品質・パワーが評価され、世界22カ国で販売されている。

同製品は、リモートコントロール装置付きショートブーム、ロングブームと、多様なバリエーションが利用可能。

前述の通り、北進重機では販売するだけでなく、実際に使用しているだけに、メンテナンスもお手の物だ。


キースウォーキングフロアーシステム<床面自動可動式装置>

このキースウォーキングフロアーシステムは、油圧シリンダーによる床板の動きにより積荷を連続移動させ、バラの積荷、パレット、ドラム缶、ロール型のものからウッドチップ、肥料、廃プラなどに至るまで、ダンプアップせずに数分で荷降ろしできる装置である。

システムの搭載は、トレーラーはもちろんのこと、4トンクラスのトラックにも架装が可能だ。

また既存の床板を取り外した上で搭載するため、重量の増加はほとんどない。

屋内、高さ制限のある場所での積荷の排出に最適な装置である。
 


 ll リサイクル推進機械インポート製品  

代表取締役 杉村輝夫

「弊社は顧客のニーズが痛いほどに良く分かります。だって私どもも木くずリサイクリング事業を営むユーザーなんですから。だから、弊社が今欲しいと思うものを世界中から探してくるんです。当然販売するだけじゃなく、弊社も使うわけですから、良いところ悪いところ、すべて熟知しています。販売からメンテナンスまで、トータルでご提案できる。それが私どもの強みだと思っております。」


木くずリサイクル事業(木くず産業廃棄物処分業/産業廃棄物収集運搬業)

セールス事業として日立建機、オカダアイヨ、イワフジ工業の建機販売の他に。ここで紹介した製品以外にも、エキスプレスブロアー社のマルチブロアー(アメリカ)、アダモリ社(イタリア)のトレーラーのインポートも手がける。

建設機械のエンジニアサポート事業(オールメーカー修理、部品注文対応、特定自主検査/リース/回送/チェンソー、草刈機、電動工具/トラックボデー架装)


 

デュラテック社製木材粉砕機タブグラインダー

環境にやさしい構造、騒音レベルの低下
エンジンコンポーメントにより外部からの破片等から保護し騒音レベルを低下させる。

メンテナンスの効率アップ
エンジンサイドには3つのドア(フロント・両サイド)を装備。ラジエター、オイルクーラー、エンジンのメンテナンスの容易さを考慮した設計。











 

会社概要
商 号 北進重機株式会社
所 在 地 群馬県渋川市川島1839番地1
設 立 昭和40年4月21日
電 話 0279-25-0815
F A X 0279-24-6390
代 表 者 代表取締役 杉村 輝夫  代表取締役 経理部長  小野里 美砂子
資 本 金 1,000万円
設 立 昭和55年5月1日

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