三菱電機株式会社は、GPS機能を搭載し、単体でETC2.0サービスを利用できるGPS機能付発話型の「ETC2.0車載器」2機種を4月5日に発売した。
なお、EP-E216SBGは起終点を記録することのできる特車ゴールドにも対応した商用車向け。一方、EP-E216SBは特車ゴールドには対応していないため、特車通行許可を必要としない車両や一般車向けとなる。
商用車向けのETC2.0 車載器は、起終点を記録して走行履歴からの予測により商用車に積載されている荷物の待ち時間を短縮できるなどの運行管理をサポートする。また急ブレーキ・急ハンドル情報などの情報を入手することで、ドライバーの運転状況を管理でき、安全運転のサポートが可能(実施予定)。
特殊車両の通行許可を簡素化する「特車ゴールド制度」が適用され、渋滞や事故を避けた効率的な走行ルート選択が可能。これにより、物流効率化への効果が期待できる。
急ブレーキ・急ハンドルの情報を物流業者へ提供する(予定)ことで、安全管理を支援。
GPS 機能を搭載したスピーカー内蔵のETC アンテナでは業界最小(※1) を実現した。運転時の視認性が高く、聞こえやすいスピーカーである。
GPS とスピーカーの搭載により、カーナビと接続することなく、車載器を取り付けるだけでETC2.0 サービスを利用できる。カーナビの新規購入や買い替えが必要なく導入コストを抑えることができる。
ETC2.0 によって得られる情報をすべて音声で案内するので、視界をそらさずに安心して運 転することができる。
※1: 2016年3月現在同社調べ、32.0(W)× 23.0(H)× 38.7(D)mm
渋滞などを迂回する経路を走行したドライバーに高速料金を割引する経路情報を活用したETC2.0 サービスに対応。
例えば、ETC2.0 車載器から得た情報を活用し、渋滞を回避するために一般道に降りた際などの料金割引制度や大都市圏における同一発着地の同一料金化などの新サービスを受けられる。(※2)
※2:今後導入予定。サービスの利用にはETC2.0 のセットアップが必要