国土交通省では、自動車運送事業者が先駆的な機器の導入により、運転者の過労運転を防止し、居眠り運転等を原因とする重大事故を防ぐため、一定要件を満たす機器に取得にかかる経費に対し補助を行う。 この特集ページは、国土交通大臣によって認定された2015年度の対象機器を、よりよく理解するために開設したもので、補助制度そのものを紹介するものではないが、過労運転防止のための参考としてほしい。
国土交通省が認定した機器
IT点呼キーパー
- メーカー:
- テレニシ株式会社
- 品番(型式):
- IT点呼キーパー
- 市場小売価格:(トラックNEXT編集部調べ)
- 初期費用:100,000円(税抜)
拠点月額:10,000円(税抜)
- 販売店情報:
- メーカー直売、その他代理店
点呼執行者と遠隔地にいる運転者が、WEBカメラを使用してお互いの状況をビデオ映像と音声で確認しながら点呼を実施することができる。アルコール測定記録の他に点呼実施結果も同時に保存し、点呼簿に出力可能。また対面点呼等全ての点呼にも対応している為、点呼記録の一元管理が可能。パソコン同士、パソコンとスマートフォンとの接続が可能。
トラックNEXTで、IT点呼キーパーを詳しくご紹介
ドライバー側のパソコンまたはスマホから点呼要求を送信。管理者のパソコンで表示された営業所(または個人)を選択するとビデオチャットが開始される。顔・声を確認しながら従来通りの点呼作業を行う。アルコールチェッカーはフィガロ技研製のFuGo Pro(フーゴプロ)と連動。USBケーブルでつなげれば、そのまま検査結果は管理者側に送信される。
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ALC Guardian NET
- メーカー:
- サンコーテクノ株式会社
- 品番(型式):
- ALC Guardian NET
- 市場小売価格:
- (税別/トラックNEXT調べ)
呼気アルコール測定システム
「ALC Guardian(ガーディアン)」
(測定器、Webカメラ含む) |
¥386,000 |
呼気アルコール測定システム拠点管理用
「ALC Guardian SV(ガーディアンサーバー)」 |
¥80,000 |
呼気アルコール測定システムIT点呼(管理者)対応
「ALC Guardian Netサーバー(ガーディアンネットサーバー)」 |
¥300,000 |
呼気アルコール測定システムIT点呼(拠点)対応
「ALC Guardian Net(ガーディアンネット)」 |
¥100,000 |
- 販売店情報:
- 全国の販売代理店
遠く離れた事業所ともリアルタイムでIT点呼が可能。営業所に設置したアルコール測定器とも連動している為、リアルタイムでアルコール測定結果を管理者のPCに送信し、且つ動画にてIT点呼を実施出来る。執行者の切り替え機能等、便利な機能を搭載し、対面点呼との測定結果も一元管理でき、点呼記録簿の出力も可能。
メインとなる拠点からすべての営業所の端末を連動させることができ、測定データの集計や閲覧が可能なネットワークシステム。テレビ電話機能を搭載しているのでリアルタイムに会話をすることができる。
オプションの点呼用パトライトを用意すれば、管理者が離れた場所にいてもアルコール測定が始まったことを知らせてくれる。また、アルコールを検知した際には光とブザーで知らせてくれる。(点呼用パトライト/88,000円)
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ALC Guardian for スマートフォン TR-2
- メーカー:
- サンコーテクノ株式会社
- 品番(型式):
- ALC Guardian for スマートフォン TR-2
- 市場小売価格:(トラックNEXT編集部調べ)
-
- 専用スマホ+検知器:68,000円
管理者用PCソフト:39,800円(既に同社ガーディアン使用の場合は不要)
別途通信費:ドコモとの契約が必要
- 販売店情報:
- 全国の販売代理店
長距離や事業所に戻れない場合や車庫からのIT点呼が可能。スマートフォンと連動している為、出先でも簡単にリアルタイムでアルコール測定結果を管理者のPCに送信し、且つ動画にてIT点呼を実施出来る。又対面点呼との測定結果とも一元管理でき、点呼記録簿の出力も可能。
まず、専用のスマートフォンとアルコール検知器をUSBで接続する(手持ちのスマホでは作動しない恐れがあるため専用のスマホが必要。当然ながら通信費は別途ドコモとの契約となる)。測定の結果をそのまま管理者に送信。管理者側は、PC管理ソフトを使って管理することができる。この際、同社のアルコール検知器システム(ガーディアン)をすでに使っていれば、新たにシステムを導入する必要はない。
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Tenko-PRO(テンコプロ)
- メーカー:
- 東海電子株式会社
- 品番(型式):
- Tenko-PRO
- 市場小売価格:
- アルコール測定器ALC-PROII ¥248,000
Tenko-PROクライアント(被IT点呼営業所) ¥60,000
Tenko-PROサーバーソフト(IT点呼営業所) ¥300,000
Tenko-PROアクセサリーセット(高画質カメラ、マイク)
¥25,000
IT点呼システム年間保守契約 ¥24,000
(トラックNEXT編集部調べ)
- 販売店情報:
- 東海電子(株)本社・営業所、販売代理店
管理者と遠隔地にいる運転者が、パソコン同士でカメラをつかって点呼をする。遠隔地にいる運転者の疲労や疾病の状況を対面点呼に限りなく近いレベルで確認することができる。
酒気帯びの確認だけではなく、疲労疾病、その他の点呼実施項目に漏れがないか、点呼時刻に間違いがないか等、録画機能によって事後チェックも可能。
130万画素(ドライバー側のみ)、最高24コマ/秒の高画質動画でのIT点呼執行が可能。音声と同時に管理者側のPCに自動的に記録保存される。また、飲酒検査はALC-PROIIのデータが写真付きで管理者側に届く。さらにオプションの免許証R連動を接続することで、免許証の確認も同時に記録保存が可能
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テレ点呼(テレテンコ)
- メーカー:
- 東海電子株式会社
- 品番(型式):
- テレ点呼
- 市場小売価格:
- 動画点呼アプリ150,000円(パソコン1台につき)、
クラウドサーバー使用料72,000円/年(管理パソコン5台、測定器100台まで)
初期作業費用(18,000円/パソコン1台につき、1,800円/スマホ1台につき)
(定価、トラックNEXT編集部調べ)
- 販売店情報:
- 東海電子(株)本社・営業所、販売代理店
点呼執行者が、リアルタイムのライブ動画を通して、
離れた場所(遠隔地・営業所及び車庫)にいるドライ
バーと、対面点呼に近い状態で、点呼を実施することができるシステム。
本システムを通して、随時顔色や声の様子を確認するだけではなく、アルコールチェックの結果、会話の録画・録音リアルタイムの動画の保存等が可能。
ドライバーは手持ちのスマホ(android)で営業所(管理者)を呼び出す。管理者側のパソコンでは、ドライバーの顔がリアルタイムに映像表示されるので、顔を見ながら体調や睡眠時間を確認。同社のALC Mobile Bluetoothならケーブルでの接続は不要で、そのままアルコールチェックのデータが送信される。なお、複数拠点を統括する管理者は、全ての事業所の点呼日時・場所・測定結果・動画等のデータを確認する事ができる。
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アルキラー
- メーカー:
- 株式会社パイアール
- 品番(型式):
- アルキラー
- 市場小売価格:
- (定価、トラックNEXT編集部調べ)
初期費用 10,800円 / 台
月額 1,000円 / 台
マウスピース ※Sサイズ=3.5cm Lサイズ=11.5cm
10個入り(S) 1,000円 / ヶ
10個入り(L) 2,500円 / ヶ
100個入り(Sのみ) 8,000円 / ヶ
接続ケーブル1本 700円 / 本
- 販売店情報:
- メーカー直売および販売代理店
ドライバーはスマートフォンにアルコール検知器を接続し、検知するだけの簡単操作で検知結果や検知中の動画データ、GPS位置情報を自動送信できる。
スマートフォンから送られてくるデータは管理ソフトで一元管理 管理者はタブレット端末のテレビ電話機能(FaceTime・GoogleHangout・Skype)を利用し、運転者の健康状態を確認。届いたアルコール検知結果とともにリアルタイム映像で運転者の状態を確認する。
検知機器に付属されていたケーブルをスマートフォンと検知機器に接続。表示されている操作手順に従って操作を行う。検知機器側で10秒のクリーニングが始まる(検知機器の画面に10のカウントダウンが始まる)ので、それが終わり「ピピッ」と音が鳴ったらマウスピースを咥えて息を吹き込む。結果の取得が終わると、撮影された動画のプレビューと検出したアルコール濃度が表示されるので、
「送信」ボタンを押して管理者へ検知結果を送る。
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WebSERVE/物流統合ソリューション(IT点呼)
- メーカー:
- 株式会社富士通システムズ・イースト
- 品番(型式):
- A296CP4P
- 市場小売価格:標準価格:10台まで720,000円(トラックNEXT編集部調べ)
-
- 販売店情報:富士通グループ各営業拠点及び販売代理店
動画カメラ・アルコール検知器をPCに接続し、対面点呼や、離れた遠隔地間のIT点呼がリアルタイムの映像・音声(自動録画可)により実現。アルコール数値や映像、会話状況により運転手の疲労状況等を認識でき、確実な点呼が可能。点呼結果はDBに一元管理し、点呼記録をいつでも検索・参照・印刷できる。
特徴として簡易な操作性がある。点呼時の操作方法を大きく画面表示し、ドライバー、運行管理者をガイドしてくれる。特にドライバー単独の操作は最小限にとどめ、ドライバーの負担を減らしている。2015年8月現在、アルコール検知器ではフィガロ技研製のFuGoPRO、東海電子製ALC-PRO2、ドレーゲル・セイフティ・ジャパン製のアルコテスト3500と連動し、IT点呼記録簿として活用することができる。