小平産業株式会社

超高積載28t積、究極のダンプトレーラー誕生! ~ 新基準ダンプトレーラーを続々発売 ~

2015年5月、道路運送車両の保安基準の改正が行われ、ダンプトレーラーを含む、セミトレーラーの基準が大きく様変わりした。まず2軸セミトラクタの駆動軸重が10tから11.5tに緩和されるともに、バン型等特例8車種のセミトレーラにおいて、連結ピンから車両最後端までの長さ制限が12mから13mとなった。さらに連結全長も、これまでの最大17mから最大18mまで認められるようになったのだ。

また、車両総重量も、これまで車両の最遠軸距(連結ピンから最後軸まで)の長さによって、最大20t~28tまでとなって いたが、新保安基準では一律36tまで認められた。

ダンプトレーラーの場合、ダンプアップ時の安全性からも車両全長の延長等はあまりメリットはない。しかしながら前述し た駆動軸重の緩和によって、2軸トラクタ連結時の最大積載量を大幅に増やすことができる。

半世紀にわたるダンプボディーの製造、世界最高水準といわれる安全性能を誇る小平産業株式会社から、このたび発売され た「新保安基準対応」のダンプトレーラーは、鍋底型3軸で車両総重量36t、しかもクラス最高の28,100kgという最大積載量を実現している。

それでは小平産業の最新技術を結集した「究極のダンプトレーラー」をご紹介しよう。

小平産業株式会社の「新保安基準対応」のダンプトレーラーの特徴

フラッツモール型 ズームダンプトレーラー 土砂運搬用3軸 車両総重量36トン 最大積載量28,100トン

フラッツモール型 ズームダンプトレーラー 土砂運搬用3軸

アンチコ型バーチカルダンプ土砂運搬用
2軸 車輌総重量30トン

アンチコ型バーチカルダンプ土砂運搬用

フラッツモール型バーチカルダンプトレーラー 3軸 車輌総重量36トン

フラッツモール型バーチカルダンプトレーラー
ピックアップ

その他にも多くの新保安基準に対応したダンプトレーラーをラインナップ

テレスコピックシリンダーを搭載

今回、ダンプトレーラー初の採用となったHYVA社製のテレスコピックシリンダー。単車のダンプでの導入実績があり、軽量化に一躍買うものとして採用された。

タイプは前押し式であり、中押し式にくらべ遅くなるが、安全性に優れボディへの負担も少ない。

ツインリフトアクスル搭載

ツインリフトアクスルはヘンドリクソン社製を採用。
1軸あたり従来比で約150kgの軽量化となる。

ボディーはスウェーデン鋼を曲げ加工したSPタイプを採用。

同モデルに採用されたスウェーデン鋼は厚さ3.2㎜。一枚物のスウェーデン鋼を特殊なプレス機で15度ずつ曲げた加工をしており、同じ厚さならば3倍以上の強度を誇る。

これがコダイラのワザだ!

スウェーデン鋼の曲げの技術が突出している同社。
レーザー加工機により、複雑で正確なカッティングを実現している。

テレスコピックシリンダー+ツインリフトアクスル+スウェーデン鋼の採用=実に800kgの軽量化を実現

ROC(横転抑制装置)内蔵のEBS(電子制御ブレーキ)を標準装備

EBSとは荷重、重心高、横Gを検知し電気的に適正な制動力にコントロールする装置であり、 2010年に当編集部においても、日本自動車車体工業会による「横転抑制サポート装置(ROC)を装着したトレーラ」の走行実験を取材している。その効果についてはここをクリックし一度ご覧いただきたい。

ブレーキ制御を電気信号で行うことにより、トラクタのブレーキペタルを踏んでからのタイムラグを短縮、ブレーキの効き始めが早まり、トラクタへの突き上げを抑える。またフルブレーキ時でもジャックナイフ現象が起きにくいので安全に大きく貢献している。
ワブコ社製だ。

エアサス搭載

過酷な路面状況での走行を強いられるダンプにエアサスペンションを搭載したあたり、同 社の技術力の高さがうかがえる。
しかし、結果として得られたのは乗り心地の良さだけではない。3軸トレーラーでのエアサス採用は、従来のリーフサスに比べ約450kgの軽量化につながった。

架装形状 ズームダンプ
フレーム形状 標 準
車名・型式 KDA314E
主要寸法 全 長 9,065mm
全 幅 2,490mm
全 高 3,600mm
ホイールベース 6,300mm
荷台内法 内法長 8,000mm
内法幅 2,200mm
内法高 1,050mm
容 積 18.3m3
荷台板厚 フロアー 3.2mm スウェーデン鋼
サイド 3.2mm スウェーデン鋼
フロント 3.2mm スウェーデン鋼
リ ヤ 3.2mm スウェーデン鋼
重 量 トラクタ第5輪加重
(1デフ車)
11,000kg以上
車輌重量 7,890kg
最大積載量 28,100kg
車輌総重量 35,990kg
ダンプ角度 51.5°

小平産業株式会社 会社紹介

会社名
小平産業株式会社
http://www.kodaira.co.jp/
代表者
代表取締役会長 小平 公重
代表取締役社長 栗栖 徳征
創立
1938年(昭和13年)10月25日
本社・工場
〒323-8611  栃木県小山市稲葉郷1341-1
出張所
札幌・帯広・長野
営業品目
セミトレーラー型自動車/ダンプボディー/大・中型平ボディー/各種自動車ボディー/各種シリンダー/冶具、工具/各種P.T.O・トランスファー/精密機械部品
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