新明和工業株式会社は昨年10月、塵芥車(ごみ収集車)の新ブランドとして「G-PX」「G-RX」を立ち上げた。
これは2013年1月、富士重工業株式会社の塵芥収集車に関する全事業を譲り受けたことに伴うもの。
かつて両社共同で塵芥車を開発し、2005年及び2007年に商品化した際の共同開発コードを新ブランドとして採用した。
このブランド統一を起点とし、圧縮式塵芥車で優位にあった新明和工業と回転板式で優位にあった富士重工業の技術を融合、強みを集約した製品を提供するとともに、市場の要望に応えて具体化してきた高い作業効率、安全性をはじめとする付加価値機能の更なるブラッシュアップやラインアップの強化に取り組んでいる。
なお、この「G-PX」「G-RX」のデモ車は、先日開催された2013NEW環境展にてお披露目された。
2社の英知が融合した、新明和工業の新ブランドにますます熱い期待が寄せられている。
YouTubeの限定公開にて公開中。
(約2分20秒)音楽あり
積込能力が高く、住・道路環境に優しい効率の良い運用が可能
硬いごみを繰り返し圧縮するインチング制御
一度に圧縮できない硬いごみの場合、自動的にプレートの位置を変えながら圧縮を繰り返すインチング制御を搭載。効率的な積込作業を実現。
ボデー内のごみの流動特性を徹底検証し、信頼性の高い積込性能を実現させた。さらに、ごみをボデー内に送り込むプレートの最適形状化で、高い洗浄性と積込性能を誇る。
徹底した強度解析を行うことで、クラス最大級のボデー、ホッパ容積を実現。輸送効率をアップできる理想的な運用を可能に。
スムーズにごみが流れるR形状の排出板
R形状の排出板は強度を確保しながらも軽量化に貢献。
ボデー内でのごみの滑らかな移動も促す。
洗浄もラクに行える。
汚水タンク容積
タンクのフタの開口面積も広げた大型汚水タンクの採用で、 排出性、清掃性の向上をはかった。
投入口幅
クラス最大の投入口幅で、ごみの投入が容易になり、積込作業の効率が向上。さらにボデー後端部の間口構造をスッキリさせ、排出性も向上させた。
メンテナンスしやすいルーフ&サイドカバー
ホッパにはメンテナンスに便利な樹脂製ルーフカバーとサイドカバー (左右開閉式)を装着。 清掃、洗浄もより容易に行える。
ルーフ水切りを装備
両サイドのボデールーフ部に水切りを設け、雨ダレや水アカによる汚れを軽減。
住宅街や街中での作業に最適な低騒音&省エネ
積込作業の際に発生する騒音を従来よりさらに低減。高性能の電磁バルブや油圧ポンプの採用、低いエンジン回転数、可変容量型ピストンポンプ(オプション)の採用などにより、無駄なエネルギーを使わない省エネ化を実現した。
※G-PXとG-RXではオプションの種類や仕様が異なります。
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汚水の飛散を防止
リヤフレームからの汚水の飛散を防止するため、ラバーシールを延長。