新明和工業株式会社

電動塵芥車を“もっと身近に”ハイブリッドシャシの走行用電気モータとエンジンの2系統で塵芥装置を駆動させる第3の電動塵芥車 電動塵芥車 イーキューブ ハイブリッドタイプE3

新明和工業株式会社(取締役社長 大西 良弘)は、エンジンを停止させた状態で塵芥装置を駆動させることができる電動塵芥車の新モデル「イーキューブ ハイブリッドタイプ」を10月1日より発売した。

電動塵芥車としては、2010年の初登場から今日まで、キャパシタに蓄電した電力を塵芥装置の駆動に利用するモデルのほか、プラグイン充電可能なモデルをラインアップしていた。

このたび発売した新モデルは、日野デュトロハイブリッド(電動塵芥車用)のエンジンと走行用電気モータの2系統で塵芥装置を駆動でき、電気モータ駆動の場合にHVバッテリーに蓄電した電力を塵芥装置の駆動に利用する。
なお、充電は走行中の減速・制動時のエネルギー回生によって行うため、コンセント接続による充電作業は不要である。

2014NEW環境展にて参考出品車両として展示

特徴 「G-PX」「G-RX」の高機能&高性能なスペックはそのまま!

従来にない4つの特徴

  • シャシ側のHVバッテリーに蓄電した電力を塵芥装置の駆動に利用。
  • 油圧ポンプの駆動源としてトランスミッションPTOを経由しながらHVモータのパワーを使用。
  • 塵芥装置のECUと、シャシ側のHVシステム制御ECUが相互に情報のやり取りを行う連携制御。
  • 架装部側に電力供給システム等が不要で、重量増も無く、導入コスト低減に貢献。
イーキューブハイブリッドタイプの駆動システム概要図

電気モータ駆動とエンジン駆動が選択可能

電気モータ駆動なら

早朝や深夜の住宅地でもエンジン音が無く、静かに収集作業が行えます。
近隣住民の方々からのクレームなども削減できます。

騒音レベル

※本表の騒音レベルは圧縮式(2トン車級)における実測値を示します。

電気モータ駆動なら

屋内や地下でも排気ガスを出さずに収集作業が行えます。
現場環境に配慮した対応が可能です。
また、作業者に排気ガスがあたらないので作業環境の改善にもつながります。

※事業主は排気ガスが作業者に影響を与えないよう配慮する必要があります。

塵芥装置とシャシ側の連携制御でスムーズな操作性

電気モーター駆動時の積込操作プロセス

主要諸元

主要諸元

(注)オプション装着により諸元が異なる場合があります。

新明和工業株式会社 会社紹介

社名
新明和工業株式会社
http://www.shinmaywa.co.jp/
本社
兵庫県宝塚市新明和町1-1  
代表者
取締役社長 大西 良弘
設立年月日
1949年11月5日
資本金
15,981,967,991円 (2014年3月末現在)
従業員
連結:4,528名/単体:2,824名 (2014年3月末現在)
主要事業
(取扱製品)
特装車
 - 建設(ダンプ車など)、環境(塵芥車など)及び物流(テールゲートリフタなど)関連車両
産機システム
 - 自動電線処理機、環境システム、真空装置、電動機
流体
 - 流体関連製品(設備用水中ポンプ、水中ミキサ、ブロワなど)
パーキングシステム
 - 機械式駐車設備(エレベータ方式駐車設備など)
航空機
 - 飛行艇、民間航空機向けコンポーネント