同社は、環境事業として@フードリサイクル、A発泡スチロールリサイクル、B機密書類リサイクル、C梱包資材リサイクル、D樹脂リサイクルの5つのリサイクル事業を展開している。売上高は39億8400万円(2013年3月期)で、そのうち環境事業部門の売上は約1億2000万円と、全体の約3%を占めている。
福祉環境部は、広く社会貢献できる企業になろうという趣旨で1998年に設置したものだが、同年には産業廃棄物収集運搬の許可を取得している。5つのリサイクルのうち、まず、発泡スチロールのリサイクルからみると、1998年9月からスーパーの店舗納品の帰り荷として発泡スチロールの回収を始めている。当初の問題は、食品を運ぶ車両で回収することに対し、スーパー側の抵抗が強かったことだ。そこで、発泡スチロールの内側を洗浄して、いくつかを束ねてもらったりして対応した。現在では、食品配送車両と廃棄物の回収車両は分けている。
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