中小事業者も地元の地域社会との共生は重要な課題である。とくに地方都市などでは地域への貢献も重要である。先日、地元の小学校の生徒たちが「感謝をする会」を開き、「社長さんありがとう」とお礼をされた事業者がいる。
この事業者はハナワ物流(本社・茨城県下妻市、塙正明社長)。同社の企業理念は「信頼」「社会奉仕」だが、市内の公立小中学校に対する現金の寄贈などを通して、自社で可能な範囲の社会奉仕をしてきた結果である。同社は1954年4月の設立で、現在では一般貨物自動車運送の他、取扱事業、倉庫業、センター管理などを行っている。保有車両数は40台(15t平ボディ車5台、15tウィング車5台、4tウィング車15台、4tバン車8台、2tバン車5台、軽貨物車2台)。地元を中心に2万8,578平方メートル(8,660坪)の倉庫や物流センターをもつ。埼玉県三郷市にも三郷営業所(運送)があり、社員は60人、パートが220人という規模である。 |