経済のグローバル化に対応し、物流事業者の海外進出が進んでいる。現在のところアジアが主になっているが、荷主企業の生産拠点の海外シフトなどに伴って進出するようなケースが多い。海外に進出した荷主企業は、現地の物流を日系の物流事業者に委託したいというニーズを持っているからだ。国によって法体系などが違うために、100%の外資では倉庫や運送事業をできないような国も少なくない。そこで実運送は現地事業者を使っているようなケースが多いが、合弁などで進出した日系物流事業者に元請として委託した方がサービス品質などの面で信頼がおける。
このような背景の中で、2011年5月にタイ(バンコク)、2013年6月に中国(上海)、2013年11月にマレーシア(ペナン州スブラン・プライ郡)、そして2014年5月にはインドネシア(ジャカルタ)へと進出したのがダイセーエブリー二十四(本社・愛知県一宮市、田中孝昌社長)である。 |