物流業界に限らず、いまやあらゆる業種の企業で労働力不足が深刻になっている。少子高齢化の進行によって若年労働力が減少しているからだ。このような中で定年退職者の雇用延長など高齢者の活用と、女性の雇用促進が大きなテーマになっている。トラック運送業界においても定年退職したドライバーの雇用を延長するなど、高齢者の活用が拡がりつつある。
一方、女性の活用も重要なテーマだが、トラック運送業界ではまだまだ女性ドライバーが少ないのが現状である。それには様ざまな理由があるが、その一つに女性が働きやすい職場環境の整備が進んでいないことがある。これまでずっと長年にわたって「男社会」できたために、女性が働きやすい職場になっていないのである。そこで女性を積極的に活用していく方策の一環として、社内保育所をつくり、認定後は一般保育園にする計画を進めているのがボルテックスセイグン(本社・群馬県安中市、武井宏社長)である。
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