アトランス(本社・静岡県浜松市、渡辺次彦社長)では新年度(4月)から、共同配送事業の拡大と家電の2マン配送のノウハウを活かしたサービスの多様化に力を入れていく方針だ。同社の事業は共同配送、家電宅配、工場間輸送を3本柱とし、そこから派生するサービスなどとなっている。
共同配送は本社営業所をクロスドックセンターとし、家電や住宅設備機器など多数の荷主の荷物を積み合わせて配送している。共同配送のエリアは、静岡全県や愛知県三河地区などで、このうち静岡西部は自車両で、その他の地域は協力会社に委託して共配を行っている。愛知県の小牧や一宮などからの引き取りも多いが、共同配送の一番のポイントは荷主からの出荷時間のバラツキを調整して積載率をいかに高めるかである。それが採算を大きく左右することになる。そこで同社は本社営業所をクロスドックセンターにして、時間調整や荷物の組み合わせなどに工夫している。
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