EBO(エンプロイー・バイアウト=従業員が株式を買収して経営権をもつ)でスタートしてから今月で15周年を迎えたのが旭新運送(本社・茨城県神栖市、古木卓社長)。EBOというトラック運送事業者は珍しい。
旭新運送のルーツをたどると、情報・電子化学品、機能化学品、基礎化学品、食品などの大手メーカーの子会社として1962年に設立された。物流子会社としてはかなり早期の設立といえるが、物流だけではなく工事、構内作業なども行っていた。その後、親会社の構造改革の一環で2000年2月に化学品、食品のローリー輸送専門会社としてEBOによって旭新運送が設立された。運送事業許可の取得などから実際の業務開始は2000年6月からなので、今年6月で業務開始から15周年になる。旭新運送を設立した当時の株主は、それまで働いていた人たち5人で、資本金は1000万円だった。現在は株主が10人で資本金は2200万円になっている。
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