最近はネット通販の伸長が著しい。経済産業省によれば昨年は12兆7970億円で、前年比14.6%の伸びだった。また、小売市場におけるネット通販のシェアを示すEC化率は、4.37%と初めて4%を超えた。このうち物流(宅配など)が伴う「物販系分野」は6兆8042億円(前年比13.5%増)である。ネット通販が今後も伸びていくことは確実である。さらに有店舗小売業(リアル小売)はブリック&モルタルからクリック&モルタル(店舗とネット販売を融合した業態)への転換を図っている。それにともなって個人宅への宅配やピックアップ・ポイント(指定商品受取所)までの配送などが増加してくる。宅配車両の小型化も進行しつつある。
このような背景の中で、八武崎運送(本社・東京都江戸川区、八武ア秀紀社長)では「軽トラックによる宅配事業を、できれば来年4月から始めたい」という計画で、現在、準備を進めている。
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