このようなEC物流市場の現状を踏まえて、沼尻産業(本社・茨城県つくば市、沼尻年正社長)は10月15日から「ECささげ物流サービス」を開始した。「ささげ」とは「撮影・採寸・原稿」の意味。同社は1962年の創業で1964年に法人設立している。現在は貨物自動車運送業、倉庫業、不動産業、利用運送業などを行っている。主要な取扱い品目は、精密機器、アパレル、食品、化粧品、住宅建材、医療、生活用品その他で、引越サービス(キャメル便)も行っている。
主なビジネスモデルは物流センターを核とした店舗配送。倉庫面積は約16万u(20拠点)で、首都圏の約300店舗にデリバリーしている。その中のアパレル関係のある荷主と昨年末ごろからECサイトの立ち上げに伴うEC物流に関するプロジェクトを進めてきた。物流センター運営と店舗配送などBtoBの業務を行っていたが、EC物流も沼尻産業が受託することになり、今年11月からスタートした。
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