買い物弱者に対する関心が高まってきた。過疎化が進む地方だけではなく、高齢化が著しい都市部でも、買い物弱者を支援する仕組みづくりが社会的な課題になっている。買い物弱者への支援には、大きく2つある。1つは移動販売であり、もう1つは買い物代行である。前者は食品や日用品などを買い物弱者の近くまで運んで販売、後者は注文を受けた商品を購入して届けるという仕組みだ。移動販売は昔でいえば行商であり、買い物代行は御用聞きともいえる。古くから日本にあった商行為の現代版である。
いずれにしても買い物弱者を支援する仕組みは、何らかの形で「物流」が伴わなければ成り立たない。これは物流事業者にとっては新たなビジネスチャンスである。このような背景の中で、カンダコーポレーション(本社事務所・東京都北区、勝又一俊社長)では、4月1日から新潟市中央区の全域と西区の一部地域を対象に、買い物代行サービス「はこびぃまーと」を始めた。
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