移動販売車「にこやか号」で買物支援をし、物流事業者の機動性を活かして地域活性化にも貢献しているのが泰成運輸(長野県箕輪町、菅沼泰登社長)。同社の設立は1995年で、それ以前は貨物軽自動車運送業をしていた。箕輪町など上伊那地方は、昔から精密機器メーカーの工場などが多い。これら精密機器の工場からはスポットの荷物が多く出るため緊急輸送の需要がある。そのような輸送需要が見込めるため、「許可申請の半年前に会社を設立して、一般貨物自動車運送事業の許可を取得」(柴みずほ専務)した。
現在の泰成運輸の保有車両数は42台(軽車両10台、1t車5台、2t車13台、4t車12台、3t移動販売車1台、〒マークつき3t車1台)で社員は30人。事業内容は、24時間対応のチャーター便、個人宅や企業への定期配送・宅配業務、引越サービス、代行業務(代行納品、代行運転)、移動販売車による生鮮3品や日用品などの販売、旬の野菜販売などである。
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