東京都では2012年度から、CO2削減を推進する一環として、貨物運送事業者のエコドライブへの取り組みを評価する「貨物輸送評価制度」を実施している。@日常的なCO2削減の努力を分かりやすく評価、A事業者のCO2削減の努力と実績をアピールすることで受注機会の拡大につなげる、B荷主による環境に配慮した事業者の選択を促進して一層のCO2削減を目指す、といったことが狙いである。都内に貨物を運送する貨物自動車運送事業者が対象で、営業所単位ではなく会社全体を対象に評価する。審査事項は、@ドライバーへの教育訓練・指導体制構築の状況、A燃費管理の状況、B燃費データベース構築の状況である。評価方法は、東京都トラック協会のグリーン・エコプロジェクトで蓄積した月単位の燃費データから、車種、重量などによって設定した52区分の平均燃費値を基に、実走行燃費の偏差値を算出し、各事業者の全車両の平均偏差値で評価するというもの。
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