人材の確保と育成、定着には生産性を向上して労働環境改善のための原資を確保し、社員満足度(ES)を高めることが重要である。ティスコ運輸(本社・山形市、菅原茂秋社長)では2012年からアンケートやヒアリングによる社員満足度調査をはじめ、社員満足度(ES)の向上に努めてきた。同社ではES調査を定期的に行い、その結果も踏まえて勤務形態の多様化、評価制度の導入、委員会活動、部門別会計など様ざまな社内改革に取り組んできた。
まず、ティスコ運輸の概要を簡単に紹介すると、同社は2000年に有限会社として設立(2006年に株式会社)。運送業の他に産業廃棄物収集運搬、特定人材派遣業などを行っている。本社の他に、仙台営業所(宮城野区)、岩手営業所(花巻市)があり、従業員数は200人(パート・アルバイト含む)、保有車両数は95台で売上高はグループ全体で25億円。安全性優良事業所(Gマーク)認定、グリーン経営認証を受けている。
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