SBSロジコム(本社・東京都墨田区、鎌田正彦社長)では、独自に開発したスマホ用の専用アプリを活用し、同社車両約800台と、子会社のSBSトランスポート(本社・東京都世田谷区、鳥海昭夫社長)の車両約200台、合わせて約1000台を動態管理し、輸送効率向上の実証実験を行っている。この実証実験で蓄積したデータの分析をもとに、年明けからは第2フェーズに移行する。
第2フェーズでは傭車やグループ各社への導入の促進を図るとともに、各支店間の連携によってグループ全体として自車両ならびに傭車を有効稼働するような段階に入る。
この情報通信技術を活用した輸送効率向上への取り組みはカスピアン・プロジェクト。同社でカスピアン・プロジェクトを始動したのは約2年前の2015年1月。背景にはドライバー不足などがある。同社はほとんどがエリア配送で長距離輸送は主に子会社が行っているが、いずれも積載効率などが高いとは言えない。
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