人材の確保には各社が苦労している。基本的には賃金や労働時間など労働条件の改善が必要だが、同時に働きやすい職場環境の整備などを進めなければならない。とくに女性の活用では、子供を預けて安心して働けるような環境整備が重要だ。このようなことから内閣府が昨年度から始めた「企業主導型保育事業」の助成制度を活用して、今年2月1日に本社の敷地内に社内託児所を開設、さらに新潟市内にある大手コンビニの専用センター内に2つ目の託児所の建設を進めているのがマルソー(本社・新潟県三条市、渡邊雅之社長)。同社では企業主導型保育事業のメリットを活かして、各物流センターにおいて順次、社内託児所を設置する予定だ。同社の創業は1913年で設立が1954年。現在では三条市の本社を中心に、新潟県内にある11拠点のほか、埼玉県1営業所、長野県1センターで事業を行っている。また、グループ会社や関連事業として社会福祉法人もある。
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