最近は地元をPRするトラックを見かけるようになってきた。千曲運輸(長野県小諸市、中嶋剛登社長)も、「こもろん」1号(25t冷蔵ウィング車)で地元の観光と特産品のPRに努めている。同社は小諸や軽井沢の農産物輸送を中心に発展してきた。現在でも売り上げの約3割が農産物である。このように農産物輸送などを通して地元と関係の深い同社では、以前から地元の振興や観光のPRに協力したいという考え方を持っていた。「運送業なので自社のトラックが各地に行く。このトラックのボディを活用して小諸をPRできないだろうか」(中嶋社長)という発想から、市に対して以前からPRトラックを提案していた。その提案が受け入れられて市も今年度予算に計上。同社では大至急でトラックを発注し、5月26日に「こもろん」1号が納車された。翌27日には市観光課やこもろ観光局などが主催する地元のイベントでお披露目し、現在は仕事で各地を走行している。
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