働き方改革の取り組みの一環として、今年度から3年計画で産休や育休、介護休業などの制度利用促進を一般事業主行動計画に掲げたのが月寒運輸(本社・北海道札幌市、古屋茂社長)。同社は1958年の設立で、本社の他に函館支店、大曲配送センター、川北配送センター、北見営業所がある。従業員数は165人(パートなどを含む)で、保有車両数は2t車、4t車、8t車、11t車、25t車、トレーラなど157台。売上高は約27億円である。社内は大型部門、トレーラ部門、倉庫部門、道内区域部門、函館支店に分かれている。北海道の事業者の場合には道内主要都市間を結ぶ幹線輸送において、ドライバーの長時間労働をどのように短縮するかが大きな課題となっている。その点について同社では、「ドライバーの労働時間短縮では道内幹線輸送の翌日は近場の輸配送をするなど、各部門の中で調整している」(奈良幹男取締役相談役:北海道トラック協会会長)。
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