労働力の確保は大きな課題である。生産年齢人口の減少が主たる原因だが、トラック運送業の場合にはさらに自動車運転免許制度の問題も、若年ドライバー不足の大きな要因の一つになっている。このような中で、2014年4月から高校新卒者の定期採用に踏み出したのはトーエイ物流(本社・埼玉県久喜市、遠藤俊作社長)である。同社は1963年の設立で、最初は小型貸切運送免許による運送事業だった。現在では本社と本社営業所の他に、埼玉県内に6営業所、6物流センター、栃木県に1営業所、神奈川県に1営業所、静岡県に1営業所、大阪府では大阪支店ならびに2物流センター、兵庫県に1出張所がある。また関連会社としてトーエイ・パッケージ、トーエイアドバンス(裾野市)がある。従業員数はパートを含めて425人、保有車両数は172台で、売上高は2018年3月期に単体で初めて80億円をこえた。グループの売上は120億円弱。
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