北海道の事業者は、@季節波動への対応、A北海道〜本州間におけるイーブンの荷物確保、B道内幹線輸送における労働時間短縮、などの課題を抱えている。これらの諸課題にどのように対応するかが北海道の事業者の経営のポイントといっても良い。丸日日諸産業(本社・札幌市豊平区、野村佳史社長)は@ABのいずれのテーマにも関連した事業を展開している事業者である。とくにBの課題に対しては、日本ローカルネットワークの長距離輸送研究会のメンバーとして様ざまな試みをしている。その一環として、2015年度に国土交通省が行った「貨物自動車運送事業における中継輸送実証実験モデル事業」に、同社石狩新港支店が北海運輸(本社・河西郡芽室町=前株の北海運輸)と中継輸送の実証実験に取り組んだこともある。そこで丸日日諸産業の石狩新港支店(石狩市)を訪ね、福田靖裕常務取締役支店長に取材した。
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