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タダノ、16t吊り新型ラフテレーンクレーン「GR-160N」を発売

2022年2月7日(月)


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 株式会社タダノ(本社:香川県高松市、代表取締役社長:氏家 俊明)は、最大吊り上げ荷重16tの新型ラフテレーンクレーン「GR-160N [CREVO(クレヴォ)160 G5]」を本日より発売開始した。

※ラフテレーンクレーン(Rough Terrain Crane)とは
 一つの運転席で、走行とクレーンの操作が行える自走式クレーン。狭隘地での機動性に優れ、コンパクトさと小回り性を活かし、都市型工事において最も活躍しているクレーンの一つ。
※CREVO(クレヴォ)とは
 CRANE(クレーン) + EVOLUTION(進化)からなる造語。CREVOシリーズは、1995年の開発以来、今回のモデルで5世代目となる。CREVO160 G5は、昨年9月発売のCREVO250 G5に続く、G5シリーズ第2弾。

<開発コンセプト>
 コンパクトなボディサイズを継承しながら、最大長さを50cm延長した28.0mブームを搭載した。
 クレーン操作時の新機能により、CO₂排出量や燃料消費量を抑制し、さらに環境性能に優れたディーゼルエンジンを採用した。また、走行時や作業時の視認性改善により、快適で安全なオペレーションを実現している。

<特徴>
■コンパクトボディはそのままに高揚程作業効率を向上
 従来機の車両寸法・重量を維持したまま、最大ブーム長さを50cm延長し28.0mとした。6.9mパワーチルトジブと組み合わせる事で高揚程作業の効率向上に貢献する。

■環境への配慮と作業性の向上
 新機能として、クレーンレバー操作量に応じて適切にエンジン回転数に制御する「オートアクセル」※1、クレーン非操作時にPTOポンプを停止する「ポンプオートストップ」※2を搭載し、CO₂排出量と燃料消費量を削減するなど、環境と作業効率に配慮した。併せて、環境に配慮した新世代ディーゼルエンジンを採用している。

※1 クレーン操作時にレバー/ペダルの操作量に連動し、エンジン回転数を自動的にコントロールする。アクセルペダルを操作せずレバーのみでクレーン作業の速度調整が可能。また常にアクセルペダルを踏むよりも無駄なくエンジン回転を上げるので、燃料消費量・エンジン騒音の低減につながる。

※2 ポンプオートストップスイッチをONにすることにより、クレーンを一定時間使用しないと、PTOポンプが自動的に停止し、燃料の消費を抑えることができる。

■視認性が向上したタダノビューシステム
 走行時・作業時の安全をサポートするタダノビューシステムを改善。新たに左後方カメラ、旋回台後方カメラおよび旋回台左後方カメラを追加し、計5台のカメラを標準装備した。大型ディスプレーでのカメラ選択表示は3パターンまで登録可能。周囲の安全確認をサポートする。
 また人物検知警報装置「ヒューマンアラートシステム」を改善し、検知率が向上。走行時の視認性と安全性を高めた。

■高機能なオペレーション空間
 大型化した12.1インチのカラー・タッチパネルに、クレーンの作業情報や各種操作設定の機能を集約。液晶パネルは、乱反射や結露を防ぎ、耐衝撃性の素材を採用。タッチパネルは静電容量式のため、スマートフォン感覚の操作が可能である。
 電気式操作システムの改善により、これまでにないフィット感のある操作性を実現。従来の速度調整に加え、オペレータ自身でフィーリングに合わせて細かな操作特性調整ができるようになった。また感度調整も進化した。

■セットアップラジコン(オプション)
 周囲の状況を確認しながら、安全で効率的に作業準備や格納作業が行える「セットアップラジコン」を一新。反射型の2.7 インチ カラー大画面で、晴天時の屋外においても高い視認性を確保している。手元のラジコン操作で、アウトリガのスライド、ジャッキの設置・格納、ブームの格納(フックイン)、ジブの装着・格納を行える。
※セットアップラジコンで可能な操作は作業準備や格納作業。クレーン作業には使用出来ない。

■デジタルデータ、デジタルサービスの提供
 安全で、質の高い、効率的な揚重作業をサポートすべく、「Lift API」や「BIMモデル」、テレマティクスWEB情報サービス「Hello-Net」、スマートフォンアプリ「Hello-Data Link」などのデジタルデータ、デジタルサービスの提供にも力を入れている。

諸元など詳細はタダノホームページへ。
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