いすゞ,トヨタ,日野,CJPT、量販燃料電池小型トラック開発を推進
2022年7月21日(木)
FC小型トラック(イメージ)
いすゞ自動車株式会社(以下、いすゞ)、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)、日野自動車株式会社(以下、日野)、Commercial Japan Partnership Technologies株式会社(以下、CJPT)の4社は、カーボンニュートラルの実現に向け、ユーザーの使い方に応じ選択肢を広げるとともに水素の需要拡大による水素社会実現への貢献が期待できる量販燃料電池(FC)小型トラックの企画・開発を共同で行い、市場導入を進め普及に向けた取り組みを加速する。
カーボンニュートラルへの道のりにおいて、ユーザーが求める車両のパワートレーンは、各国・地域のエネルギー事情やユーザーの使い方により、HEVやBEV、FCEVなど様々な選択肢がある。
小型トラックにおいては、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでの物流などで使われることが多く、冷蔵・冷凍機能を備えた上、1日複数回の配送業務を行うため、長時間使用・長距離走行が求められる一方、短い時間での燃料供給などの条件も満たす必要がある。
このような使用環境においては、走行時のCO2排出がゼロで、エネルギー密度の高い水素を燃料とするFC技術の活用が有効であると4社は考えた。
今回共同で取り組む量販FC小型トラックは、CJPTが企画を行い、いすゞ・日野のトラックの技術とトヨタが持つFC技術を組み合わせた4社の知見・技術を結集して、小型トラックに求められる性能や条件を満たす商品を追求して開発を進めている。
2023年1月以降に市場導入し、福島県と東京都における社会実装プロジェクトにおいて、パートナーに実際の物流現場で使用してもらう考え。