同法に定められる特定調達品目とその判断の基準等は、環境負荷低減に資する物品等への需要の転換をさらに推進するため、毎年度、見直しを行っている。
2010年2月5日に閣議決定された変更で、特定調達品目「自動車専用タイヤ更正」の対象範囲に「リグルーブ」が追加された。
今回適合した「リグルーブ」とは、摩耗が進んだタイヤに再び溝を刻む技術であり、施工することで、タイヤの走行寿命を最大25%延ばすことが可能になる。
ミシュランが販売するトラック・バス用タイヤは、4t車以上の車輌用は、「リグルーブ」可能※。
同社の広報資料によると
「 ミシュランはタイヤの寿命が「新品タイヤを装着して溝が減るまで」とは考えていません。新品タイヤが摩耗したあとも、リグルーブ、リトレッド(摩耗した接地面ゴムを張り替えてケーシングを再利用)を施す事で、廃棄されるタイヤの数を減らし、環境への負荷を少なくすることができると考えています。そしてこのことにより、お客様のタイヤに関わる経費も大きく低減できると考えています。」という。
日本ミシュランは、施工が可能な拠点を拡充することなどにより、ますます幅広い需要層へ「リグルーブ」を訴求していく予定。
また、「リグルーブ」を含めたトラック・バス用タイヤにおける「ミシュランの3R」の推進は、環境省に日本ミシュランタイヤがエコ・ファースト企業として認定された際の約束の1つとなっている。
※7.50R16のMICHELIN XJS MAXI+を除く
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