リトレッドタイヤ(更生タイヤ)は省資源、省エネルギー、CO2削減効果など、輸送事業者様の環境経営やコスト低減に貢献する取り組みの一環として、ここ数年需要が高まっており、1992年4月より委託更生を対象に「役務」の項目で「特定調達品目」に指定され、グリーン購入法対象製品となっている。トーヨーリトレッド株式会社で生産される製品は、同社グループの販売子会社である株式会社トーヨータイヤジャパン(社長:福富秀典)が取り扱うリトレッドタイヤの主力商品。
同社グループでは2009年11月よりリトレッドタイヤをユーザーに提案している。今後も需要の伸びが期待できるリトレッドタイヤ市場の拡大に対応するために、同社グループとして製品の品質向上・生産性の改善を図り、コスト削減をより徹底させるためにこれまで分散していたリトレッドタイヤ事業をトーヨーリトレッド株式会社へ事業統合するもの。
なお、事業譲渡した後も、有限会社サッポロトーヨーリキャップはトーヨーリトレッド株式会社の小樽工場として生産を継続し、更なる増産を計画している。
【事業譲渡会社の概要】(2010年3月24日現在)
商号 : 有限会社サッポロトーヨーリキャップ
代表者 : 段 則之
設立 : 1984年11月2日
本社所在地 : 北海道小樽市奥沢4丁目21-15
資本金 : 600万円(東洋ゴム工業 100%出資・非連結子会社)
従業員数 : 14名
事業内容 : 更生タイヤの製造
【事業譲渡先の概要】(2010年3月24日現在)
商号 : トーヨーリトレッド株式会社
代表者 : 後藤 高根
設立 : 1999年10月27日
本社所在地 : 新潟県糸魚川市寺町3丁目10番15号
資本金 : 1億円(東洋ゴム工業 50%・高瀬商会 50%の持分法適用会社)
従業員数 : 45名
事業内容 : 更生タイヤの製造
【事業譲渡および解散の日程】
2010年4月1日 トーヨーリトレッド株式会社へ更生タイヤ事業を譲渡(予定)
2010年6月1日 有限会社サッポロトーヨーリキャップを解散(予定)
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