1. 背景
三越伊勢丹グループは、百貨店ビシネスモデルの改革を行いグループ経営基盤の強化による構造改革を推進するとともに、グローバル経営やソリューション経営の強化など成長事業の育成を図るという戦略を推進している。
ヤマト運輸は、品質の向上によるユーザー満足の最大化やグローバル展開、およびグループを挙げた物流・決済・情報を核としたソリューションビジネスの提供などの取り組みが、双方のユーザーと会社・社員にとって有益なものと考え提案を行ってきた。この度、その方向性が評価され契約締結にいたった。
三越百貨店との間には、ヤマト運輸が宅急便事業を開始した当初の1979年に取引を中断した経緯がある。その後一部の店舗やクール宅急便などの限定的な業務においては取引があったが、全国規模での全般的な業務受託は30年振り。
2. 契約範囲
全国の三越伊勢丹グループ25店舗(三越・伊勢丹・丸井今井・岩田屋)および各物流拠点からの配送業務。また、今後地域に応じた取り組みを含めて様々な業務を共同で展開していく。
3. 契約発効(業務開始)日
平成22年4月1日
4. その他
今回の業務委託契約に関して、大型家具配送・代金決済・情報システム構築などの面でヤマトグループ内の各事業会社が協力している。
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