日本通運株式会社と株式会社デジタルガレージ(以下:DG)は、合弁で、Eコマースを利用する通販事業者のフルフィルメント業務を支援する新会社を2010年6月1日に設立することで合意した。
日本の通販市場は堅調に拡大を続けているが、特に最近のEコマース市場の伸長は著しく、様々な業種から通販市場への参入が相次いでいる。こうした中で、販売、受注から決済、在庫管理、出荷配送、代金回収までを一貫して提供し、より効率的で、コスト低減を可能にするフルフィルメントサービスの選択は、Eコマースを運営する上で重要な課題となっている。市場ではこれまで、フルフィルメント業務のアウトソーシングサービスはあったが、Eコマースにおいて鍵を握る、インターネット上でのマーケティングから物流までをトータルにサポートできるものはなかった。
新会社はこうした課題の解決を目指して、主に中小のEコマース事業者を対象に、日本通運の持つ物流ネットワークと、「Twitter」の日本展開を支援しているDGの持つ「IT」「マーケティング」「ファイナンス」に関するノウハウを組み合わせ、「リアルとバーチャル」を結びつけた統合サービスを提供していく。
将来的に新会社の事業は、両社が持つ機能をさらに組み合わせることで、国内外を結ぶクロスボーダーの通販事業にとって有効なソリューションとなることを期待している。
両社は、4月から設立準備室を発足させ、新会社の設立と新事業の開始に向けた準備を進める。本サービスの開始は2010年10月1日を予定しており、新会社名や代表者、サービスの詳細は順次。
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