横浜ゴム、氷雪性能重視型スタッドレス「905W」発売
2022年7月1日(金)
横浜ゴム株式会社は氷雪性能重視型のトラック・バス用スタッドレスタイヤ「905W(キューマルゴダブリュー)」を2022年9月より全国のヨコハマタイヤ販売会社を通じて販売する。発売サイズは295/80R22.5〜225/90R17.5 の12サイズで、価格はオープンプライス。
「905W」は氷雪上性能で定評のあった「ZEN 903ZW」の後継品となる次世代トラック・バス用スタッドレスタイヤ。冬季路面での「効き」を徹底追求し、氷雪上性能をさらに向上させた。また「ZEN 903ZW」で好評だったロングライフ性能、低燃費性能を維持しており、経済性、環境対応にも配慮している。
トレッドパターンでは氷雪上性能と耐摩耗性能を両立する「ワイドトレッドデザイン」を採用しながら、リブ溝とラグ溝を幅広化することで氷雪路面上での発進・加速性能を向上した。氷雪上性能を追求するため「高密度サイプレイアウト」によりエッジ効果と吸水性を高めるとともに、ブロックの倒れ込みを抑制する3D形状の「ピラミッドサイプ」を採用した。また、石噛みによる損傷を防ぐ「新ストーンイジェクトグルーブ」や偏摩耗を抑制する「千鳥ブロックレイアウト」がロングライフ性能の維持に貢献している。これらの独自技術を採用し、同社のタイヤテストコース「北海道タイヤテストセンター(Tire Test Center of Hokkaido=TTCH)」における屋内氷盤試験場を活用した開発により、氷上制動性能、雪上制動性能を従来品比でそれぞれ8%、5%向上させた。
トラック・バス用スタッドレスタイヤでは様々な地域や路面状況に合わせた開発を進めており、氷雪性能重視型の「905W」に加え、総合性能重視型の「904W」、耐摩耗・低燃費性能重視型の「902ZE」をラインアップしている。