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UD、「クオン」2022年型モデルにさらなる安全機能搭載

2023年12月11日(月)

 UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、代表取締役社長:丸山浩二)は、2022年発売のフラッグシップ大型トラック「クオン(Quon)」に、歩行者検知機能を追加したスマートトラフィックアイブレーキ、追従走行中の自動停止・発進機能および車線維持支援機能を追加したスマートトラフィックアイクルーズなどを搭載した。これにより、安全性およびドライバー支援機能がさらに進化しました。また、UDアクティブステアリング搭載の車型も拡大した。


◆スマートトラフィックアイブレーキ
 従来のトラフィックアイブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)に、新たに歩行者を検知する人検知機能を搭載。先行車に加え、歩行者との衝突を警告・減速し被害を軽減する。
 ミリ波レーダーとカメラで前方の状況を二重に監視。車両や歩行者に衝突するリスクを検知すると、警告灯、ウォーニングメッセージの表示、警告音でドライバーに注意を促す。さらに衝突する可能性のある距離まで近づくと自動的にブレーキを作動させ減速させる。


◆スマートトラフィックアイクルーズ
 従来の全車速域トラフィックアイクルーズ(車間距離制御装置)に、追従走行中に自動停止・発進機能(ACC Stop & Auto Go)および、車線維持支援機能(LKA)を新たに搭載した。

―ACC Stop & Auto Go
 先行車との車間距離をミリ波レーダーで検知し、つねに一定に保つ。先行車が加速すると、設定車速を上限として、設定車間距離を維持したまま追従。先行車が停止すると自車も停止。2秒以内に再発進すれば、自車も自動で発進して追従走行を継続する。車速・車間距離の設定は手元のスイッチで変更可能。

―車線維持支援機能(LKA*)
 カメラが道路上の白線を検知し、車線内での走行を維持するようにステアリングをコントロールする支援機能を車線逸脱抑制機能(LDP*)に追加。車線逸脱やふらつき走行を未然に防ぐ。

 LKAは、スマートトラフィックアイクルーズ走行中に自動的に作動、インストルメンタルパネルでスイッチをオフにすることもできる。また、ドライバーのステアリング操作が一定時間ないと警告を発し、ドライバーに注意を促す。通常走行時やスマートトラフィックアイクルーズ未使用時は、車速50km/h以上でLDPが作動。走行中にドライバーが意図せず走行車線から逸脱するとシステムが介入しステアリング操作を支援する。

*LKA (Lane Keep Assist)
*LDP (Lane Departure Prevention)


◆前方衝突警報装置
 発進時・低速走行時(車速10km/h以下)に、車両の前方に歩行者や自転車を検知すると、ポップアップ表示と警告音で運転者に注意を促す。さらに、衝突する可能性のある距離まで近づくと、警告灯の点灯と警告音で注意を促す。フロントバンパーのミリ波レーダーと左右BSIS*のレーダーで検知している。

*BSIS (Blind Spot Information System)

◆トラフィックサインリコグニション(道路標識認識サポート)
 走行中、「制限速度」「追い越し禁止」等の道路標識を認識して、メーター内のディスプレイモニターに表示し、ドライバーの道路標識の見落としを予防する。

◆UDアクティブステアリングを搭載した車型を拡大
 電子制御ステアリング「UDアクティブステアリング」は、油圧式ステアリングギアボックスに搭載した電気モーターが運転を支援する機能で、発売以来、高い評価を得ている。今回、CG、CW、GKで同機能の搭載車型が追加された。