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都築電気、シーネットおよびライナロジクスと協業を開始

2025年3月10日(月)

都築電気株式会社(代表取締役社長:吉井 一典、本社:東京都港区、以下当社)は、株式会社シーネット(本社:千葉県千葉市、代表取締役兼CEO:小野崎 伸彦)および株式会社ライナロジクス(本社:千葉県市川市、代表取締役社長:朴 成浩)と、「配車システムおよび動態管理システムと標準連携可能なWMS*の構築」を目的とした協業を開始した。

背景には、ドライバーの時間外労働規制強化に伴う「2024年問題」および、物流業者や荷主に対する規制を盛り込み改正された「物流関連2法」への対応が求められており、より効率的な配送計画と庫内作業の最適化が急務となっていることがある。特に、25年4月から施行された改正物流効率化法では、積載率の向上や荷待ち時間の短縮といった物流の効率化に関する取り組みが荷主や物流事業者に努力義務として課されることになった。国が示す取り組み例には、配送計画の最適化などシステム活用を見据えた内容も含まれており、今後ますます物流システムの活用が重要になっていくことが想定される。
 しかし、従来の物流システムは個別に運用されることが多く、データの断絶による非効率が課題であった。そこで3社は、それぞれの強みを活かしてWMSと配車システム・動態管理システムの連携を進めることに合意したという。
 
協業のポイント
 同社のクラウド型動態管理・配送管理サービス「TCloud for SCM」と、各社の持つサービス間でシームレスな連携を確立することで、倉庫内業務からラストワンマイルの納品検品までを一貫して管理し、物流全体の効率化を図る。
 連携の有効性や実運用での課題を検証するため、サン インテルネット株式会社(代表取締役社長:三田 竜平、本社:神奈川県横浜市)の物流現場でPoCを予定している。学術的な視点や最新のSCM理論を取り入れるため、本検証には日本ロジスティクス協会の教育研修にも携わる河合 亜矢子教授(学習院大学経済学部経営学科)にも参画する。


トラックNEXTで都築電気のクラウド型動態管理・配送管理サービス「TCloud for SCM」をご紹介しています。