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KYBのハイロー型コンクリートミキサ車が 「未来技術遺産」に登録

2011年9月30日(金)

 KYB株式会社のハイロー型コンクリートミキサ車が、日本の科学技術の発展を示す貴重な資料として「重要科学技術史資料」(愛称:未来技術遺産)として登録された。  
 これは国立科学博物館が「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」及び「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」として評価、登録されたもの。

 ハイロー型コンクリートミキサ車は、1953年〜1971年の間に製造・販売され合計2512台生産された。
当時、高度成長期に入り、建設ラッシュの中、高品質のコンクリートが求められていた。練り混ぜ性能が高く均質な生コンクリートが得られる強制攪拌方式のハイロー型のミキサ車をKYBは世に送り出してきたという。  
 ハイローの名称は、売り文句であったHigh Quality, Low CostのHiとLoの文字を組み合わせ商標名としたもの。東京オリンピック(1964年)を境にハイロー型ミキサ車の全盛期は終わり、現在と同じ傾胴型ミキサ車に移り変わっていったが、日本の高度成長期を支えた特装車両の一つといえる。

◆主な仕様(ミキサ部分)
ドラム容量 4.5㎥
ミキシング容量 2.5㎥
最大混合容量 3.0㎥
ミキシング回転数 6〜12rpm
アジテーション回転数 1〜5.3rpm
架装重量 2700?