新明和工業株式会社は、本日開催の同社取締役会において、東急車輛特装株式会社の全株式を、親会社である東急車輛製造株式会社から取得し、子会社化することを決議した。この株式取得に伴い、東急車輛特装社の100％出資子会社である東急車輛サービス株式会社についても新明和工業の子会社となる。
　また、パーキングシステム (機械式駐車設備) 事業においても、東急車輛製造株式会社の親会社である東京急行電鉄株式会社および、東急車輛製造株式会社から、会社の株式を取得する方法で子会社化する。（当ニュースにおいては、特装車事業の子会社化に関するニュースを一部抜粋）


１．株式取得の理由
　新明和工業グループにおいて、特装車事業及びパーキングシステム事業は、規模そして収益貢献いずれの面でも重要な位置を占める基盤事業である。
　各事業共、今後成長が見込めるアジア圏に現地法人を設けて市場の拡大に取り組んでいるが、これと並行して、国内では製品・サービスを拡充し、顧客要求により柔軟に対応できる体制を敷くことが事業基盤の安定につながると同社では考え、東京急行電鉄株式会社及び東急車輛製造株式会社から、両社が直接あるいは間接的に保有する特装車事業及びパーキングシステム事業に係る会社の株式を取得することにしたもの。
　今般の株式取得により、特装車事業では未参入分野であるトレーラー事業の保有により事業規模の拡大が図られるとともに、パーキングシステム事業では20万パレットを超える既納設備を有することで安定した保守事業の運営が可能となるなど、各市場において確固たる地位が得られるとの考え。


２．特装車事業に関する事項
１）異動により子会社となる会社
(1)東急車輛特装株式会社
(2)東急車輛サービス株式会社 (東急車輛特装株式会社の100％出資子会社)

２）異動の方法
東急車輛特装株式会社の全株式を、親会社である東急車輛製造株式会社から取得する。

３）取得株式数及び取得前後の取得株式の状況
東急車輛特装株式会社
(1) 異動前の所有株式数 ０株 (所有割合 ０％)
(2) 取得株式数 2,001株
(3) 異動後の所有株式数 2,001株 (所有割合 100％)


３．両事業に共通する事項
１）取得価額 26億円
２）日 程
(1) 取締役会決議 平成23年10月27日
(2) 株式譲渡契約締結 平成23年10月27日
(3) 株式取得(予定日) 平成24年4月2日
３）その他特記すべき事項
上記株式取得は、今後行われる公正取引委員会による企業結合審査の結果として、排除措置命令の発令等、本件株式譲渡の実行を妨げる要因が存在しないことが前提条件となる。

　詳細は新明和工業ホームページへ。