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阪神高速、対距離制への移行

2011年11月11日(金)

 阪神高速道路株式会社(本社:大阪市中央区)は、阪神高速道路(阪神圏)の通行料金について、料金圏のある均一料金(阪神東線700円、阪神西線500円、阪神南線500円)から料金圏のない対距離制(500〜900円)の距離料金へ平成24年1月1日(日)午前0時から移行する。

 阪神高速道路では、都市内における大量の交通を能率よく円滑に処理するために、通行料金について、出口料金所の必要のない均一料金を採用してきた。しかしながら、  
・ネットワークの拡大に伴い、同一料金圏内で長距離利用も短距離利用も同一料金であり、また同一料金圏内のみの利用と複数料金圏にまたがる利用とでは同じ利用距離でも通行料金が異なるなどの不公平感が拡大してきたこと
・ETCの整備により出口料金所がなくても利用距離を把握し料金計算が可能となったこと
・ETC利用者が増えたこと
などから、国や地方自治体の意見を踏まえながら、料金圏のない対距離制(500〜900円)へ移行することとした。
 
◆対距離制移行の概要◆

 1.料金圏(阪神東線、阪神西線、阪神南線)の撤廃
 2.ETC普通車500円(6キロ以下)〜900円(24キロ超)利用距離に応じた料金(6キロごとに100円ずつ加算)
 3.現金でご利用の場合は普通車900円(一部端末区間は距離に応じて500〜800円)
 4.各種割引及び現金のユーザーへの支援の実施

 なお、より使いやすい阪神高速ネットワークの形成をめざして、大阪港線東行きから環状線北行きを直接接続する信濃橋渡り線(仮称)の整備に着手する意向。