三菱ふそう、大型トラック「スーパーグレートV」を発表
2014年6月3日(火)
〜平成27年度重量車燃費基準+5%を達成〜
三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下:MFTBC)は5月29日、平成27年度重量車燃費基準+5%を達成した、新型大型トラック「スーパーグレートV(ブイ)」を発表するとともに全国の三菱ふそう販売会社及び三菱ふそう地域販売部門で受注を開始した。
新型大型トラック「スーパーグレートV」は、国内初のアシンメトリックターボチャージャーや国内初の電子制御可変流量ウォーターポンプを採用した最新の6R10エンジンを搭載するとともに、電子制御オートクールファンカップリングやISS(アイドリングストップ&スタートシステム)を標準装備し、トップクラスの燃費を実現したという。これにより平成27年度重量車燃費基準+5%達成車となるとともに、低排出ガス車認定車(NOx&PM10%低減)となり、エコカー減税(取得税80%軽減、重量税75%軽減)の対象となる。また、安全装備についても、自車の安全のみならず他車への安全を高めるよう、標準装備の拡充をはかった。
外観及び内装には低燃費・高品質をイメージするシルバーやブルーラインを各所に配したデザインを新たに取り入れた。
●フラットパネルウイング「D WING」のモデルチェンジ
株式会社パブコと共同開発した、軽量ボディ「D WING」が初のモデルチェンジを実施。クラストップレベルの荷室スペース、環境に配慮した竹床材、強度と軽量化を両立したサンドイッチパネルに加えて、サイドフレームの一体構造化、サイドパネル・リヤドアの内板色の白色化、リヤ開口面積の拡大など、ユーザーの声を反映し、商品性を大幅に向上したという。
今回の新型大型トラック「スーパーグレート V」発売について、MFTBC代表取締役社長・CEOのアルバート・キルヒマンは、
「“スーパーグレート V”は新技術エンジンの採用などにより大幅な燃費改善を実現し、実燃費においても?1の実力を備えています。社内の実験結果では、当社従来車は他車と比較して5%の省燃費を実現していますが、この“スーパーグレートV”はさらに5%の燃費を改善しており、市中を走行するほとんどの大型トラックに対して、10%の省燃費というコストメリットをお客様へ提供できます。」
と述べた。