UDトラックス、初試験走行75周年記念 13日間の試験走行を再現
2014年11月10日(月)
UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、代表取締役社長:坂上優介)は今年、創業者・安達堅造による創業後初の試験走行から75年目を迎える。11月8日から20日まで、75年前の1939年に行った3000km、13日間におよぶ野外試験走行を、日本初の10トン車となった60年代のヒストリック・トラック「6TW」と最新の大型「クオン」で再現する。本日12時に出発式を上尾本社で執り行った。
1935年の創業以来、受け継いできたチャレンジ精神で、社会や業界の課題解決にソリューションを提供してきたことを再確認し次世代へ継承していくことを約束するとの考え。
UDトラックスは75年前の「日本デイゼル工業(当時)」の創業者・安達堅造による試験走行を皮切りに、そのチャレンジ精神で、各時代の課題解決のための新技術やソリューションを提供し、輸送業界を通じて日本の経済成長を支えてきた。日本では現在、「物流2015年危機」とまで呼ばれるほど、トラックドライバーの不足・高齢化が深刻な問題となっている。UDトラックスは産官学の関係者と協力し、物流業界という経済の大動脈を支えることで、日本経済のさらなる活性化のために貢献すべく、新たなチャレンジへと旅立つ。
今年5月にリニューアル発表したフラッグシップ大型トラック「クオン」では、積載量増加を実現することで物流会社の輸送効率を高めた。また、燃費改善や操作性を高めるオートマチックマニュアルトランスミッション「エスコット-ファイブ」を進化させ、ドライバーの疲労軽減そして若年層や高齢者、女性ドライバーなどに優しい労働環境を提供しているという。また今後は、商品面のみならず、就業体験や広報・渉外活動などを通して、人材不足の課題を提起し、トラックメーカーとしての課題解決に取り組む。
出発式後の当時の試験走行の足跡を巡る旅は、あす11月11日に福島県に到着し、その後、新潟、群馬、長野、岐阜、滋賀、京都、大阪、愛知、静岡、神奈川と回り、今月20日に上尾本社に戻る予定。途中、福島・長野・名古屋・相模原の4カ所で、課題解決の歴史に関する展示や「6TW」のデモンストレーション、「クオン」の試乗会を行う。 また次世代へのチャレンジ精神継承の約束として、地域イベントでは、ユーザーに加えて、地元の工業専門学校の学生の参加も予定している。
本日行った出発式イベントで坂上優介代表取締役社長は、「1939年に当社初のディーゼルエンジンを開発した。その信頼性、耐久性を確かめるために自らがハンドルを握ってテスト走行した。こうしたチャレンジ精神を従業員一人ひとりがこれからも受け継いでいきたい」と語った。
<地域イベント概要>
◆内 容
・支社長による開会挨拶
・UDトラックスの課題解決の歴史に関する展示
・新生「クオン」プレゼンテーション
・新生「クオン」試乗、「6TW」デモンストレーション
◆日 程
1.福島県(南東北総合卸センター)
日時: 11月11日(火)
出席者: 東北支社長 横田圭三
参加校: 国際情報工科大学校学生
2.長野県(松代ロイヤルホテル)
日時: 11月13日(木)
出席者: 北陸・長野支社長 傳田正二
参加校: 松本情報工科専門学校学生他
3.愛知県(名古屋カスタマーセンター)
日時: 11月17日(月)
出席者: 中部支社長 丸山浩二
4.神奈川県(相模原カスタマーセンター)
日時: 11月19日(水)
出席者: 関東支社長 宝井繁夫