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国土交通省、車両の大型化に対応した許可基準の見直し等に関する意見募集

2015年1月19日(月)

 国土交通省は「道路の適正な利用者に対しての通行許可基準緩和」について、1月16日から2月14日まで意見を募集すると公表した。

 道路の老朽化対策は喫緊の課題であり、道路の維持・修繕をより適切に実施していく必要がある一方で、道路の劣化に与える影響が大きい大型車両の通行の適正化を図っていくことが重要である。

 国等が実施した実験結果によると、軸重20トン車が道路橋の劣化に与える影響は、軸重10トン車の約4,000台に相当する。また、重量を違法に超過した大型車両は、全走行車両のわずか0.3%でしかないが、道路橋の劣化の約9割以上を引き起こしている。これらに対応するため、悪質な違反者に対する厳罰化等の措置を講じてきているところである。

 一方で、大部分を占める道路の適正な利用者に対しては、物流の効率化や国際競争力の確保の観点から、
1.国内コンテナ等のセミトレーラの駆動軸重の制限を10トンから11.5トンに緩和
2.45フィートコンテナ等の輸送における車両長の許可基準を見直し、その制限を延長
等の措置を講じることとしており、今般、所要の関係法令等の改正を行うこととしており、この本改正案に対する意見を今回募集するとしている。

 意見募集概要や許可基準の見直し等内容などの詳細は国土交通省ホームページへ。