UDエクスペリエンス・センター、テストコース内に新規オープン
2015年5月8日(金)
UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、代表取締役社長:村上吉弘)は創立80周年を記念し、本社・上尾工場のテストコース内に、新しいUDエクスペリエンス・センターを本日オープンした。UDトラックスの歴史や製品、アフターサービスを知ることで、「UDトラックスブランド」に対する理解を深めてもらうのと同時に、同センターを訪れる輸送会社には事業効率向上のためのアドバイスなどを提供できる施設を目指す。
同社は上尾工場のテストコース内に、同社の80年におよぶ歴史やブランドの訴求、製品やアフターサービスの理解促進などを目的としたプログラム「UDエクスペリエンス」の参加者を迎えるための施設としてこのたびのオープンとなった。2013年4月から仮の建屋で同プログラムを実施してきたが今回、同プログラムの一部である試乗にアクセスしやすくするため、テストコースの一部を活用し、本格的な施設をオープン。敷地総面積は従来の600平米から約5倍の3000平米に拡大した。
同施設は4つの展示エリアで構成されている。昭和40年代のトラック「6TW」、「サングレート」、歴代トラックをパネルで紹介した歴史エリア。フラッグシップ大型トラック「クオン」、中・普型トラック「コンドル」、新興国向け大型トラック「クエスター」など現行モデルのラインアップを展示したエリア。そしてUD車両のデザインコンセプトを紹介したエリア。アフターマーケットのエリアでは、車両の稼働を支える整備現場を再現してアフターサービスのソリューションを視覚的に紹介する。同エリアでは現行エンジンのラインアップも展示する。さらに来場者を迎えるレセプションや、2階には100名以上収容可能な約360平米の会合スペースを設けた。展示エリアの天井には縦6メートル・横11メートルの可動式大型スクリーンを設置。同センターは天井高が9メートルと大きな空間にしたことで、日ごろ見ることのできない角度から車両を一望できる。また車椅子対応のバリアフリー設計とした。
UDトラックスはブランドの理解と浸透を促進する目的で2013年から、歴史やブランドに関するプレゼンテーション、工場見学、試乗をパッケージ化した「UDエクスペリエンス」プログラムを開始。これまで社内外合わせて世界26カ国、累計1万人以上が参加した。新センターオープン後の2015年以降は輸送会社や報道関係者、従業員など国内外から毎年6000人以上の来場者を見込んでいる。
「新UDエクスペリエンス・センターには、UDトラックスブランドのすべてが詰まっている。多くの参加者にブランドとは何かを体感していただくことで、各時代の輸送の課題に対してソリューションを提供し続けてきたUDトラックスの80年の歴史を振り返っていただきたい。また同センターを活用して今後もお客様の事業効率向上の支援をしていきたい」(UDトラックス代表取締役社長 村上吉弘)
創立80周年を迎える今年は、新UDエクスペリエンス・センターのオープンに加えて、7月には新社屋が竣工する。UDトラックスはこれからも、輸送業界の課題に対してソリューションを提供し続けることで、輸送の大動脈を支え日本経済のさらなる活性化に貢献していく。