いすゞ、大型トラック「ギガCNG車」を発表
2015年12月24日(木)
大型トラック「ギガCNG車」
いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:片山 正則)は、大型トラック「ギガCNG車」を本日発表した。
同社は、これまで小・中型トラックや路線バスといった都市部の短・近距離輸送向けのCNG車を展開してきたが、今回、長距離輸送が可能な大型トラックのCNG車を新たに投入する。
燃料の多様化を図ることで、エネルギーセキュリティに貢献するだけではなく、都市間トラック輸送でのCO2排出量を低減し、NOx排出量が少なく、PMをほとんど排出しないCNG車ならではの環境性能で、環境負荷の低減に貢献する。
今回、一部車型のみの販売でスタートし、来年夏以降、順次車型追加とともに本格投入を予定している。
◆商品の主な特長
・今年10月にフルモデルチェンジした新型ギガのキャブを採用した。
・一回のガス充填で東京−大阪間の走行が可能となる。
・エンジンは燃料供給装置にMPI(マルチポイントインジェクション)方式を採用した、新型6UV1エンジンを搭載した。各気筒の吸気ポートにインジェクタを配置し、燃料の噴射量やタイミングの精密制御により、走行状況に応じて空気と燃料の比率を最適にコントロールすることで、三元触媒によるNOx、NMHC、COの排出を抑える浄化性能や、都市間走行で使いやすいパワー&トルクと省燃費性能を確保した。
・トータルセキュリティーによる安全性の向上を図り、プリクラッシュブレーキでは、衝突被害軽減ブレーキ機能に加え、移動障害物に対する衝突回避支援機能を標準装備。
・車線逸脱警報(LDWS)、ミリ波車間ウォーニング、IESC(電子式車両姿勢制御システム)、EBS(電子ブレーキシステム)を標準装備。