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いすゞ、小型トラック「エルフ」を改良

2018年11月1日(木)

-安全装置およびエンジンの刷新とともに、コネクテッドトラックへ-

 いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:片山正則)は、小型トラック「エルフ」を改良し、10月29日より全国一斉に発売した。

 新型エルフには、プリクラッシュブレーキをはじめとした先進安全装置を標準装備※1。また、通信端末を標準搭載することによりコネクテッド化し、車両コンディションの遠隔把握及び本データを活用した高度純正整備「PREISM(プレイズム)」の実施が可能となる。
 さらに、平成28年排出ガス規制に対応しながらクラストップレベル※2の燃費性能に磨きをかけた。
※1:一部車型を除く。
※2:車両総重量3.5トン超〜7.5トン、最大積載量2〜3トンクラス(2WD)。重量車モード燃費値での比較。2018年10月現在、同社調べ。

<主な特長>
・先進安全装置を標準装備-小型トラック初※3のステレオカメラ搭載-
 最新の先進安全装置を新たに標準装備※4。小型トラックの事故分析結果に基づき、車両のみならず歩行者や自転車の検知に優れるステレオカメラを、小型トラックとしては初めて採用した。これにより、昼夜を問わず車両/歩行者/自転車といった障害物を立体的に検知し、万が一衝突の恐れがあると判断した場合には警報および制動装置を作動させ、衝突被害を軽減あるいは衝突回避を支援する。
 カメラで車両前方の危険を検知、衝突の恐れがあると判断すると、車間距離警報を作動させ、まずはドライバー自身によるフットブレーキ操作を促す。その後、場面がさらに危険な状況に進行した場合にはプリクラッシュブレーキを作動させ、衝突被害の軽減または衝突回避を支援。この「予防安全」の考え方で早めの危険回避をサポートし、人はもちろん、トラックにとって大切な積荷にも配慮した。

◆新型エルフ搭載 先進安全装置
・プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減/衝突回避支援)
・車間距離警報
・誤発進抑制機能 ※スム―サーEx車のみ
・車線逸脱警報(LDWS)
・先行車発進お知らせ機能
・電子式車両姿勢制御システム「IESC」

これらの先進安全装置の搭載により、ASV減税の対象となる。※5

※3:同社調べ。
※4:一部車型を除く。
※5:重量税については平成31年10月31日までは75%減税、平成31年11月1日〜平成33年4月30日までは50%の減税となる。また、取得税については平成30年4月1日〜平成31年3月31日までの登録について525万円が控除される。

・クラス初※6のコネクテッドトラックとして、通信端末を標準搭載
-遠隔データを活用した高度純正整備「PREISM(プレイズム)」で稼働を最大化-
 通信端末を全車標準搭載したことにより、車両心臓部のコンディションを、インターネットを介してユーザー自身で把握可能。同時に、同社も詳細データを把握している。
 これにより、すでに2015年より大型トラック「ギガ」で展開を始めた「PREISM」がエルフでも実施可能となる。「PREISM」は、車両コンディションデータの活用により“未然に防ぐ・すぐ直す”をコンセプトとした高度純正整備で、休車時間の短縮に貢献するサービス。
 また、同社のキャプティブファイナンス会社であるいすゞリーシングサービスとのメンテナンス契約により、同社が責任を持って「PREISM」を実施する「PREISMコントラクト」の提供も開始。
 なお今回、中型トラック「フォワードFカーゴ」についても通信端末「MIMAMORI」を標準装備し、エルフ・ギガ同様に「PREISM」及び「PREISMコントラクト」の実施が可能となる。

※6:最大積載量2〜3トン ディーゼルキャブオーバートラック(同社調べ)


・平成28年排出ガス規制への適合と燃費性能の向上
 小型商用車としては初採用となる燃料噴射量フィードバック制御、排気位相可変バルブ、モデルベース EGR制御等の最新技術の採用とともに、主要コンポーネントを一新した小排気量高過給エンジン4JZ1(排気量2,999?)と、後処理装置にDPD+尿素SCRを新たに採用し、平成28年排出ガス規制に適合しながらクラストップの燃費性能をさらに向上させた。平成27年度燃費基準+10%を達成し、エコカー減税の対象となる。※7 ※8

※7:ecostop装着車(4WDの3トン積車を除く)について平成27年度燃費基準+10%を達成し、取得税と重量税が75%に減税される。また、その他の車型も+5%を達成し、取得税と重量税が50%に減税される。(2018年10月29日現在)
※8:ASV減税とエコカー減税の同時利用はできない。