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古河ユニック、超大型ユニッククレーンの安全機能を強化

2019年1月28日(月)

 古河ユニック株式会社(社長:中戸川 稔)は、大型トラック架装用超大型ユニッククレーンの一部機種の安全機能を強化し、厚生労働省による移動式クレーン構造規格の一部改正に対応した安全強化モデルとして、1月23日より販売を開始した。

 移動式クレーンの構造規格の一部改正は、昨年2月26日に厚生労働省告示第33号「クレーン又は移動式クレーンの過負荷防止装置構造規格等の一部を改正する告示」によるもので、つり上げ荷重が3トン未満の移動式クレーンにおいて、荷重計以外の過負荷を防止するための装置が義務付けられた。

 これを受け、同社では、昨年10月に安全強化モデルとして販売を開始した「ユニッククレーン|G−FORCEシリーズ」に続き、大型トラック(車両総重量20トンクラス以上)架装用2.95トン吊り超大型ユニッククレーン「URU580シリーズ」「URU1000シリーズ」の安全機能を強化し、本規格改正に対応した定格荷重指示装置※1を備えたモデルとして発売を開始した。

※1
定格荷重指示装置:定格荷重を超えるおそれがある場合に、当該荷の荷重が定格荷重を超える前に警音を発する機能を有する装置。

<本規格改正による新装置>
・定格荷重指示装置
定格荷重を超えるおそれがある場合に2段階の警報で注意を促し、過負荷作業によるクレーンの破損や転倒事故を未然に防止する。また、アウトリガの張出幅や作業領域によって変わる定格荷重にも対応しており、やむを得ず片側のアウトリガを最大に張り出せない現場でも、最大で張り出している側での作業は、最大張出の性能で作業できる。

<その他のグレードアップ機能>
・ブーム・アウトリガ未格納警報装置(「URU580シリーズ」のみ)
ブームまたはアウトリガの格納忘れによる走行事故を防止する、「ブーム・アウトリガ未格納警報装置」を新たに標準装備。クレーン作業時だけでなく、走行時の安全も確保する。

・2種類の連動ラジコン
従来から好評の連動ラジコンを標準装備。ジョイスティック式と選択スイッチ式の2種類から選択できる。


<各シリーズの特長>
・URU580シリーズ(つり上げ能力:2.95t×5.0m)
作業終了時のフック格納作業を効率化するユニフック(フックの格納操作にブームの「縮み」と「伏せ」が連動)を標準装備。さらに、重機運搬用のハイアウトリガ仕様や環境性能に優れたエコ(Wポンプ)仕様(エンジン回転数を最大で約44%低減、燃料消費量を最大約45%低減)もラインナップしている。

・URU1000シリーズ(つり上げ能力:2.95t×6.7m)
国内最大級のつり上げ性能を誇り、メインアウトリガ(張出幅5700mm)と車両後部取付のリヤアウトリガ(張出幅3500mm)には、スイッチによる簡単操作が可能な油圧張出式を採用した。

詳細は、古河ユニックホームページへ。