古野電気、業務車両管理サービスを開始
2020年6月9日(火)
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、古野幸男社長)は、車両から取得した情報を活用する新たな業務車両管理サービス「まかせて可視CAR」(まかせてかしかー)を、今年8月から開始する。
当サービスは、営業車や配送・運送車などに特化したテレマティクスサービス。車両に設置した車載端末から取得した情報をウェブ上で一括管理し、レポートを提供することで安全運転の促進や車両管理業務の効率化をサポートする。
業務車両を管理する企業では、「ドライブレコーダーだけでは事故が減らない。勤務時間が正確に把握できない。車両管理の適正化が図りにくい。」といった課題を抱えており、車両管理サービスのニーズが高まっている。しかし、導入するとなると車両の稼働を止め設置工事をする必要やリースアップなどで車両を入れ替える際にも、撤去工事といった手間やコストがかかることから、導入しづらいといった声があった。
今回新たに提供するサービスでは、専用の車載端末を車両のOBDコネクタに接続するだけですぐにサービスの利用が可能で、誰でも簡単に取り付け・取り外しができる。トラックなどOBDを利用できないユーザーはGPSトラッカーソリューションにて同様のサービスが利用できる(一部の機能を除く)。
ウェブの設定や登録情報の書き換え、機器のサポートなどは、すべて専属のスタッフが行うためユーザーの業務負担を低減する。
<本サービスの主な機能>
1.現在位置の確認・運行日報の自動作成
車両やドライバーの位置をリアルタイムに確認でき、急な集荷や問い合わせがあった場合でも即時に対応が可能。また、走行時間やルートなどの履歴を保存し、自動で運行日報を作成するなど、車両運行管理の効率化を図る。
2.危険運転アラート・運転成績表
急ブレーキや急アクセル、規定速度を超過するなどの運転挙動を検知した場合、あらかじめ設定したメールアドレスへ検知情報を通知するほか、同社独自の分析技術で運転技術を自動評価し、ドライバーごとに危険運転への指導や安全運転への意識改革を促し、事故リスクの低減を図る。
運転成績表は詳細なデータをともに、優秀な「タイ」・おどおどしている「マンボウ」・鼻高々な「カジキ」・オラオラ系の「サメ」の事故リスクにあわせた4つの絵でわかりやすく表示される。
3.車両稼働実績の見える化
車両の稼働状況が一目で把握でき、余剰車両の精査や車両保有台数の適正化を容易にし、コスト削減の実現に貢献する。
<今後の展開>
今後、ETC車載器やAIカメラと連携したソリューションの開発を検討しており、ニーズに合った機能・サービスを拡張する予定。
当サービスは、導入検討しやすいよう、最大1ヵ月無料のトライアル貸出期間を設けている。