ナビタイム、法人向けの経路探索エンジンリニューアル
2021年1月29日(金)
〜交通ビッグデータから算出した時間帯別の道路走行速度や、車両・車幅を考慮したルート検索が可能に〜
株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西 啓介、本社:東京都港区)は、1月26日より、法人向け開発キット「NAVITIME SDK」のPC・サーバー向け経路探索エンジンを、『NAVITIME Engine』としてリニューアルし、あらたに、地域区分別・時間帯別の道路走行速度や、車両・車幅を考慮したルート検索、開かずの踏切を考慮したルート検索に対応した。
経路探索エンジンと経路探索用道路ネットワークデータをユーザーのシステム内に組み込むことで、システム内で完結して動作するため、例えば、タクシー等の配車システムや、物流の配送効率向上のため多数の車両と地点の組み合わせ最適化を行うなど、大量の地点や車両、ルートを一度に探索する膨大な計算が必要なケースで効果的に使用できる。
今回のリニューアルにより、同社が提供する各種ナビゲーションサービスから収集した交通ビッグデータ※を元に、時間帯別・地域区分別の道路走行速度を考慮したルートを検索できるようになる。開かずの踏切の情報にも対応し、時間帯によっては踏切を回避するなど、考慮したルートを検索できる。これらにより、実際の道路・交通状況に近く、所要時間や走行距離の精度の高いルートを算出できるようになる。
また、大型車規制や道幅などの道路情報にも対応し、車両・車幅を考慮したルート検索も可能になった。
※ 同社が提供するカーナビアプリ等において同意を得たユーザーを対象に、GPSにより1〜6秒間隔で取得された車両ごとの走行実績データ。ユーザーを匿名化した上で、取得したプローブデータを元に算出している。