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新型7 トン脱着ボデー車 「ハイパースイング・フックロール®」を発売

2021年5月24日(月)

極東開発工業株式会社(本社:兵庫県西宮市甲子園口6丁目1番45号 社長:布原 達也 特装車事業、環境事業、パーキング事業)はこのたび、機能を大幅に進化させた新型7トン脱着ボデー車「ハイパースイング・フックロール」を開発し、2021 年5 月25 日より発売する。
同社は2015年10月に4トン「ハイパースイング・フックロール」を発売し、大幅に向上した性能や動作のスムーズさと、強靭さをイメージする「ハイパースイング」独自のアーム部赤色塗装がユーザーより大変好評だという。
今回の7 トン車でもそれら機能美を踏襲し、吊上げ能力を従来機比で9%アップさせたほか、アイドルアップの自動化により作業スピードを最適化し、アクセル操作を行うことなく素早く安全な作業を可能とするなど、基本性能を大幅に向上させた。
また作業全長の短縮化を図り、さらに様々な現場に対応できるようになったほか、車体の最適設計により、負荷のかかるアーム部の強度を向上しつつ軽量化も実現し、従来機に比較してより多くの積載量を確保することが可能となった。

■新型7 トン「ハイパースイング・フックロール®」の特徴
1.吊上げ能力をはじめ、基本性能が大幅に向上
油圧の高圧化と負荷のかかるアーム部の強度向上により、吊上げ能力が従来機比で9%アップしたほか、油圧機構の刷新と自動アイドルアップ機能により、作業スピードを最適化した。また、傾斜センサと電磁比例弁を用いて、最適なエンジン回転数での作業が可能な極東独自のKOMT®(※)システムや、コンテナ積み降ろし時のショックを軽減するショックレス機構の採用で、スムーズな作業を実現している。
((※)KOMT:Kyokuto Optimal Motion Technology )

2.フックチルトとワイヤレスリモコンを装備
車両を移動させることなく、フックを後方に約275mm、前方に約80mm チルトさせることができるフックチルトと、荷台の状態を確認しながらの操作が可能なワイヤレスリモコンを新たに標準装備した。
フックチルトは後方にチルトさせることで、遠くのコンテナを楽にキャッチできる、コンテナを下ろした後に車両を移動させずフックを外す、積込時に車両からコンテナを遠ざけることでコンテナを引き出しやすくする、などの様々な場面で活用することができる。さらに、前方にチルトさせることで現行比+18%まで吊上げ能力をアップさせることが可能となるほか、より狭い現場での作業にも有効。
また、ワイヤレスリモコン操作では自動で最適なエンジン回転数となるため、スムーズで効率的な作業を実現するとともに機器への負担軽減に貢献するほか、必要に応じて作業スピードが調節可能なアイドルアップ・ダウン機能(低速・標準・高速の3 モード切替え)など、使用状況に合わせて片手操作で簡単に動作させることが可能。

3.作業全長の短縮化により、さらに多様な現場に対応
車体設計及びスイングモーションの最適化により作業全長の短縮化を実現し、さらに多様な現場での作業が可能となった。

4.アーム部の強度を向上しつつ軽量化も実現
車体の最適設計により、負荷のかかるアーム部の強度を向上しつつ軽量化も実現し、従来機に比べて多くの積載量確保が可能となった。

5.フックサポート®と安全かつ確実なコンテナ脱着を考慮したフック形状
コンテナの引掛け作業を補助し、より簡単にコンテナを引掛けることが可能なフックサポートや、脱着時にコンテナががたついた場合でも外れにくく、安定して積込むことができるフック先端かえしおよび、フック背面とコンテナフロントパネルの隙間に入ってコンテナロックをアシストするコンテナロックプレートを採用したフックなど、安全かつ確実なコンテナ脱着作業を実現する、従来から好評の充実の装備を搭載する。また、磨耗限界位置をお知らせして破損によるコンテナ落下を未然に防ぐフック形状を新たに採用し、より一層安全な作業に貢献する。

6.コンテナガイドおよびガイドローラの形状を最適化
コンテナガイドおよびガイドローラの形状を見直し最適化したことにより、搭載時にコンテナが乗り上げにくく、またセンター矯正が可能となることで、より確実な作業を行うことができる。

7.メンテナンス性の向上
コンテナガイドとコンテナ固縛装置をボルト止めとして交換を容易にし、摩耗時や破損時などの交換が必要な際のメンテナンス性向上を図った。



販売価格 300 万円 (希望小売価格、シャシ・消費税抜き)

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