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極東開発、新型コンクリートポンプ車を発売

2021年11月4日(木)

 極東開発工業株式会社(本社:兵庫県西宮市 社長:布原 達也)はこのたび、36m級のブームを搭載し、圧送能力の向上とユニットの最適化により、現場での効率と実用性をさらに高めた、ピストン式コンクリートポンプ車「ピストンクリート PY140-36A」を開発し、11月1日より発売した。

 新機種は、2012年1月に発売した従来機の「PY125-36A」をモデルチェンジしたもので、メインポンプの制御方法を電気制御式とすることで、最大吐出量が 138m3/h(立方メートル毎時)と、従来機に比べ約11%増加(9B仕様)したほか、最大出力も 同比約11%アップし、実用域(60〜80 m3/h(立方メートル毎時)) における吐出能力も大幅に向上した。 より効率的な作業を実現し、作業時間の短縮を可能としたことで、現場でのCO2の排出量削減にも寄与する。

「ピストンクリート® PY140-36A」の特徴

1.電気制御式油圧ポンプによる吐出性能と作業効率の向上
 メインポンプの制御方式を電気制御とすることにより、最大吐出量が138m3/h(立方メートル毎時)と、従来機(PY125-36A)に比べ約11%増加(9B仕様)した。また、最大出力も同比約11%アップし、実用域(60〜80m3/h(立方メートル毎時))における吐出能力も大幅に向上した。より効率的な作業を実現し、作業時間の短縮を可能としたことで現場でのCO2の排出量削減にも寄与する。

2.IoTを利用した管理支援システム「K-DaSS®」を搭載
 特装車の稼働状況を記録・蓄積するIoTを利用した管理支援システム「K-DaSS(※)」サービスツールシステムを搭載している。
 同社のサービスマンが、専用iPad用アプリにより近距離無線通信機能を搭載した車両と通信することで車両の稼働状況のデータ収集を行う。これにより、ユーザーに適切なメンテナンスを提案することが可能となり、メンテナンスの合理化と万一のトラブル発生時対応の迅速化を実現した。
(※)K-DaSS : ケーダス (Kyokuto Data Sharing Service)

3.同社独自開発の制振装置で優しい打設作業
 ブームに掛かる荷重をサスペンション機能により軽減し、揺れを抑える同社独自開発の制振装置(KAVS®)を搭載している。 耐久性アップとオペレータの負担を低減することで、作業環境が向上した。

4.水タンク容量の大幅増量で作業後の洗浄作業の利便性を向上
 車輛の重量バランスを最適化し、従来機(PY125-36A)に比べ水タンク容量を約63%増量し、洗浄作業の利便性を向上した。(300ℓ → 490ℓ)

諸元などの詳細は極東開発工業ホームページへ。(PDFが開きます)