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タニタ、業務用アルコール検知器を発売

2010年6月2日(水)

 株式会社タニタ(東京都板橋区 社長:谷田千里)は、プロドライバーの酒気帯び確認など業務用途でも使用できるアルコールセンサー プロフェッショナル「HC−211」を開発、8月1日に発売する。呼気中のアルコール濃度を0.01mg/l単位ではかることができる高精度計測が特徴で、価格は12,600円(税込み)。運送事業者など法人を中心に年間3000台の販売を見込む。

 「HC−211」は、点呼時の酒気帯びチェックに使用できる業務用アルコールセンサー。計測方法は、本体にマウスピースを取りつけて約5秒間息を吹き込むだけ。内蔵された半導体ガスセンサーが呼気中のアルコール濃度を検出し、計測結果を表示する。計測範囲は0.00〜1.00mg/lで、0.01mg/l単位の高精度計測が可能。

 サイズは縦145×横42×高さ24mm(突起部分含む)、重さは130g(電池含む)。持ち運びが容易なコンパクトサイズとなっているほか、息を吹き込むマウスピース部分を交換式とすることで、複数の利用者でも使えるようにした。また、センサーユニットは500回または使用開始から半年間(どちらか早い方)使用でき、交換が可能。今回の法改正ではアルコール検知器の故障を定期的に確認することも義務付けているが、本製品は500回計測すると表示画面に交換時期を知らせるマークを表示する。交換用センサーユニットは4,200円(税込み)で販売。

 同時に株式会社NTTドコモの第3世代携帯電話サービス「FOMAR」と連動できる姉妹機「HC−218D」も発売する。計測機能は「HC−211」と同等で、FOMA端末と接続し、遠隔地にいるドライバーの酒気帯びの有無を一元チェックできるのが特徴。「FOMAテレビ電話アルコールチェックシステム」として、ドコモエンジニアリング株式会社が販売を予定している(時期未定)。

 タニタが販売しているアルコールセンサーは、年間平均10万台のペースで推移。この内3、4割は法人で業務利用されていますが、法改正による酒気帯び確認の義務化を受けて、より精度の高いアルコール検知器が求められていた。同社では当シリーズの投入で、本分野の市場拡大を図って行きたい考え。


【発売日】
 2010年8月1日

【当初の年間販売目標】
 3000台(HC−211)

◆アルコールセンサー プロフェッショナル「HC−211」の製品仕様
 製 品 名:アルコールセンサー プロフェッショナル
 型  式:HC−211
 検知方式:半導体ガスセンサー
 計測対象:呼気中アルコール濃度
 センサーユニット交換時期:500回計測または、使用開始から半年経過した場合(どちらか早い方)
 表示方法:LCD表示
 計測範囲:0.00〜1.00mg/l
 最小単位:0.01mg/l
 電  源:DC3V 単3アルカリ乾電池(LR6)×2本
 消費電流:OFF時:平均150μA ON時:平均200mA 以下
 電池寿命:約6 カ月(1日に1回計測した場合)
 使用温度:5℃〜35℃
 保管温度:−10℃〜50℃
 外形寸法:D145×W42×H24mm(突起部分含む)
 質  量:約130g(電池含む)
 主な材質:
  本体:ABS レンズ:PMMA マウスピース:PP センサーカバー:PP