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三菱ふそう、EVトラック向け充電器のワンストップでの導入サービスを提供

2022年9月29日(木)

 三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下「MFTBC」)は、EV(電気自動車)トラック向け充電器の導入サービス「充電器・充電器設置サービス」を、2022年9月より開始した。

 本サービスはMFTBCの電気小型トラック「eCanter」現行モデルから利できる。またMFTBCは、「eCanter」次世代モデルの発売を2023年春に予定している。本サービスでは、車両の準備とともに、ユーザーのEVトラック運用パターンに合わせた最適な充電器の選定から設置工事までを、MFTBCがワンストップで対応できる体制を整え、ユーザーのEVトラックの導入・運用をサポートする。

 またMFTBCは本サービスの提供にあたり、充電器の提供パートナーとして日東工業株式会社(本社:愛知県長久手市、取締役社長・COO:黒野透、以下「日東工業」)およびニチコン株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役会長:武田一平、以下「ニチコン」)と、また充電器の設置工事パートナーとして株式会社JM(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大竹弘孝、以下「JM」)ならびに株式会社ミライト・ワン(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中山俊樹、以下「ミライト・ワン」)と新たに協業する。MFTBCの物流業界の脱炭素化を支援する姿勢に賛同したパートナー企業とともに、ユーザーの脱炭素に貢献するソリューションを提供していく。

 本サービスでは、まずMFTBCがユーザーのEVトラックの用途や運用パターン、要望に合わせて、最適な充電器を紹介する。日東工業の普通充電器(AC充電器)*とニチコンの急速充電器(DC充電器)をはじめとしたラインアップを用意した。多様な出力レンジを取りそろえており、どれも堅牢性に優れたモデルとなっている。MFTBC推奨の製品は「eCanter」との互換性を確認しており、安心して使用できる。またMFTBCのパートナーの製品を使うことで、設置業者と充電器メーカーの密な連携が可能になり、設置後も充実したアフターサービスを利用することが可能。

*AC充電器については、平河ヒューテック株式会社ならびにボッシュ株式会社の製品も選ぶことができる。

 日東工業とニチコンの充電器は、「eCanter」次世代モデルの発売以後、FUSOのコネクテッドサービス「Truckonnect®(トラックコネクト)」を通じたクラウド方式の充電管理システム(CMS)を利用できる。CMSの活用によって、契約電力の超過防止や使用電力の平準化が可能にる。充電ケーブルについても、トラックのサイズを考慮して長いサイズを設定しており、ケーブル長に起因する充電制約を軽減する。

 その後の設置工事は、MFTBCがJMもしくはミライト・ワンをユーザーに紹介する。JMとミライト・ワンは、これまで商業施設や公共施設、企業の事業所などへのEV向け充電器の設置工事を数多く手がけており、豊富な経験と知識をもとにユーザーの事業所へのEVトラック向け充電器の設置工事をスムーズかつ確実に行う。また全国で事業を展開する2社が施工することで、工事品質の標準化を図る。