タダノ多度津工場で消費電力の30%をカバーする太陽光発電設備が完成
2023年2月2日(木)
株式会社タダノ(本社:香川県高松市、代表取締役社長:氏家俊明)は、中期経営計画(21-23)で掲げる「2050年カーボンネットゼロ」の実現を目指している。このたび「Tadano Green Solutions」の一環として多度津工場に、Daigasエナジー株式会社とのPPA(Power Purchase Agreement=電力購入契約)による太陽光発電設備を完成させた。
今回完成の太陽光システムはパネル容量合計606.8kWで、年間自家消費量は54.3万kWhを見込んでいる。これによって多度津工場の年間消費電力の32.2%を再生可能エネルギーで賄える計算となる。
同社は長期環境目標として2030年までに「事業活動におけるCO2排出25%削減」を掲げているが、今回の太陽光システム導入によって年間288トン、国内事業所全体の1.5%のCO2排出を削減できる見通しとなった。(2019年度基準値ベース)
また、同じく長期環境目標に掲げる「製品におけるCO2排出35%削減」については、今年中に「世界初となる電動ラフテレーンクレーン」を発売予定。
<システム概要>
所在地:
タダノ多度津工場(香川県多度津町西港町14番地の1)
PPA事業者:
Daigasエナジー株式会社
パネル容量:
606.8kW
年間想定発電量:
664,738kWh(うち自家消費量:543,195kWh )
太陽光自家消費率:
32.2%
年間CO2削減量:
88トン-CO2
発電開始:
2023年1月
※PPAとは
Power Purchase Agreementの略。(和訳すると電力購入契約)
今回の太陽光発電設備はDaigasエナジーが設備を設置・所有し、同社が20年契約で発電を買い取り、工場で消費する形態となっている。